採用事情

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公開日2025.08.29更新日2025.08.29

【2024年資格緩和が追い風】未経験者から施工管理を採用・育成する全ノウハウ

【2024年資格緩和が追い風】未経験者から施工管理を採用・育成する全ノウハウ

「経験豊富な施工管理者が、全く採用できない…」
「高い紹介料を払っても、人材の奪い合いに勝てない…」
建築・建設業界の人事・採用担当者の皆様にとって、即戦力となる経験者の採用は、ますます困難を極めているのではないでしょうか。

有効求人倍率が6倍を超える売り手市場では、従来の経験者採用だけに固執していては、企業の未来を支える人材の確保は不可能です。

今こそ、視点を変えるときです。その新たな戦略の一つが「未経験者・若手のポテンシャル採用」です。最近のデータでは、未経験から施工管理にチャレンジする人の割合は増加傾向にあります。彼らは貴社の文化に染まりやすく、将来の中核を担う貴重な人材となり得ます。

本記事では、2024年の資格緩和という大きな追い風を活かし、未経験者採用を成功させるための具体的なノウハウを徹底解説。ポテンシャル採用が、いかにして企業の未来を創るのかその全貌を明らかにします。

未経験者採用・育成を支援します

「施工管理転職ナビ」を運営する内藤一水社は、未経験・若手採用に特化したサポートも得意としています。貴社の育成体制や魅力を最大限に引き出し、ポテンシャルのある人材に響く求人原稿の作成から採用戦略まで一貫してご支援いたします。

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【朗報】2024年4月施行!施工管理技士「受験資格緩和」を徹底解説

未経験者採用を検討する企業にとって、まさに「朗報」となる制度変更が2024年4月からスタートしました。建設業界の担い手確保・育成を目的として、国家資格である「施工管理技士」の受験資格が大幅に緩和されたのです。これは、若手・未経験者の採用と育成に、大きな追い風となります。

何が変わった?1級・2級の変更点を分かりやすく解説

今回の改正の最大のポイントは、「学歴要件が実質的に撤廃され、若い年齢からでも資格取得を目指せるようになった」ことです。具体的に見ていきましょう。

【1級 施工管理技士】

一次検定
19歳以上であれば誰でも受験可能に!
(従来は学歴に応じた実務経験が必要でした)
二次検定
学歴に関わらず、一次検定合格後の実務経験(1年~5年)で受験可能に!
(従来、高卒の場合は11.5年以上の実務経験が必要でしたが、大幅に短縮されました)

【2級 施工管理技士】

一次検定
17歳以上であれば誰でも受験可能(変更なし)
二次検定
一次検定合格後の実務経験(1年~3年)で受験可能に!
(従来は学歴と卒業後の実務経験年数が問われていました)

つまり、これまでは「実務経験を〇年積んでから、ようやく一次検定のスタートラインに立つ」という流れでしたが、これからは「先に一次検定に合格し、その後の実務経験で二次検定(=有資格者)を目指す」という、キャリアプランが描きやすい形に変わったのです。

最短19歳で有資格者へ!企業にとっての大きなチャンスとは?

この制度変更は、採用戦略において計り知れないメリットをもたらします。

採用ターゲットの大幅な拡大
これまでは採用対象外だった若い世代や、異業種からの転職希望者も、ポテンシャルのある「未来の有資格者」として積極的に採用できるようになります。
具体的な育成計画の提示
「入社3年で2級、5年で1級取得を目指そう!」といった、明確で魅力的なキャリアパスを求人原稿で提示できます。これは、若手にとって大きなモチベーションとなります。
「育成型採用」へのシフト
即戦力の経験者採用に苦戦する代わりに、自社の理念や文化に合った人材をゼロから育て、ロイヤリティの高い中核人材へと育成する「育成型採用」へ本格的にシフトする絶好の機会です。

この大きな制度変更を追い風に、未来への投資として、未経験者の採用と育成に本気で取り組んでみてはいかがでしょうか。

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未経験者が応募してくる求人票の3つの絶対条件

未経験者採用の成否は、「求人票」で9割決まると言っても過言ではありません。彼らが応募ボタンを押すまでには、「①どんな仕事?」「②自分にできる?」「③どんな人がいる?」という3つの大きな不安の壁があります。この壁を取り払うことが、応募を呼び込むための絶対条件です。

条件1:仕事内容は専門用語を使わず「翻訳」する

「施工管理募集」と言われて、仕事内容をすぐにイメージできる未経験者はまずいません。これは求人原稿に携わる私たちでさえ難しいのですから当然です。求人票に並ぶ専門用語は、彼らにとって理解不能な「呪文」でしかなく、応募をためらわせる最大の要因となります。

大切なのは、仕事内容を未経験者にも分かる言葉に「翻訳」し、働く姿を具体的にイメージさせてあげることです。

職種名の翻訳
【NG例】建築施工管理
【OK例】街のランドマークを創る!建設現場のプロジェクトリーダー
業務内容の翻訳
【NG例】工程、品質、原価、安全の4大管理をお任せします。
【OK例】建設工事の「司令塔」として、スケジュール管理や職人さんへの指示出し、安全確認など、工事全体をまとめる仕事です。

さらに、「一日の流れ」を写真付きで紹介するのも非常に有効です。「午前は朝礼と現場の巡回、午後は役所への書類提出やお客様との打ち合わせ、夕方から事務所で事務作業…」といった具体的な流れを見せることで、入社後の自分をリアルに想像させることができます。

条件2:教育・研修制度を「見える化」し、不安を払拭する

未経験者が最も不安に思っているのは、「知識ゼロからでも、本当にやっていけるのだろうか?」という点です。「研修制度あり」という曖昧な一言では、その不安は決して解消されません。

「この会社なら、責任を持って自分を育ててくれる」という安心感を与えるために、教育・研修制度を具体的に「見える化」しましょう。

【NG例】
OJT研修で丁寧に指導します。

【OK例】
▼未経験でも安心!3ヶ月間の育成プログラム▼

  • STEP1(入社後1ヶ月): 座学研修で、専門用語や図面の見方など基礎の基礎から学びます。
  • STEP2(~3ヶ月): 先輩社員に同行し、OJTで実践的な業務を覚えます。分からないことは何でも聞ける「メンター制度」もあるので安心です。
  • STEP3(3ヶ月以降): まずは先輩のサポート業務からスタート。独り立ちまでしっかりフォローします!
  • 資格取得も全力サポート! 受験費用や講習費用は全額会社が負担します。

条件3. 先輩社員の存在で「自分ゴト化」させる

仕事内容や研修制度がどれだけ魅力的でも、求職者が最後に見るのは「どんな人が働いているのか」です。「この人たちと一緒なら、頑張れそう」と思ってもらうことが、応募への最後のひと押しになります。

未経験スタートの先輩社員に登場してもらい、求職者に「自分ゴト化」してもらいましょう。

【掲載例】
先輩社員インタビュー(入社3年目/25歳/元・飲食店スタッフ)
「PCスキルも全くなかった僕が、今では現場を一つ任されています!入社の決め手は、面接で社長が『失敗してもいいから、やってみろ』と言ってくれたこと。今は資格取得を目指して勉強中です!」

このように、具体的なプロフィールを持つ先輩のリアルな声は、求職者にとって最も信頼できる情報源です。自分と近い境遇の人が活躍している姿を見ることで、「自分にもできるかもしれない」という希望が生まれ、応募への強い動機付けとなります。

採用後の「定着」を見据えた魅力づけのポイント

未経験者の採用は、内定通知がゴールではありません。むしろ、そこからが本当のスタートです。「せっかく採用したのに、すぐに辞めてしまった…」という事態を避けるためには、採用段階から「この会社で長く働きたい」と思ってもらえるような魅力づけが不可欠です。ここでは、特に若手の定着に繋がる3つのポイントをご紹介します。

若者が最も重視する「ワークライフバランス」への配慮を伝える

施工管理の離職理由として最も多いのが、長時間労働や休日の少なさといった「労働条件への不満」です。特に今の若い世代は、仕事と同じくらいプライベートの時間を大切にする傾向が強く、ワークライフバランスが取れない職場からは、ためらいなく去っていきます。

だからこそ、求人票や面接の場で、働きやすさへの配慮を具体的に伝えることが極めて重要です。

【アピール例】

  • 「年間休日は125日。完全週休2日制で、プライベートも充実できます」
  • 「ITツール導入で業務を効率化し、残業は月平均15時間以内です」
  • 「休日出勤が発生した場合は、必ず振替休日を取得するルールを徹底しています」

このような具体的な数字やルールを示すことで、「この会社は社員の生活を大切にしてくれる」という信頼感が生まれます。

「明確なキャリアパス」で成長への期待感を醸成する

「この会社にいても、スキルアップできるのだろうか?」という将来への不安も、若手の離職を引き起こす大きな要因です。2024年の資格緩和を追い風に、具体的で夢のあるキャリアパスを提示しましょう。

【アピール例】
「当社では、未経験からでも一流の技術者を目指せるキャリアプランを用意しています。まずは入社3年で2級建築施工管理技士の取得を目指し、将来的には大規模プロジェクトを率いる現場のリーダーとして活躍してほしいと考えています。もちろん、資格取得費用は全額会社がサポートします!」

このように、入社後の成長ステップを明確に示すことで、仕事へのモチベーションを高め、長期的な活躍を促すことができます。

「建設ディレクター」の活用で、働きやすさをアピール

施工管理の大きな負担となっているのが、膨大な量の書類作成などの事務作業です。この課題を解決する切り札として、「建設ディレクター」という新しい職種が注目されています。

建設ディレクターは、施工管理に代わって事務作業や関係各所との調整を専門に行うサポート役です。この制度を導入していることを伝えれば、「この会社は、社員の負担を本気で減らそうとしている」という強力なメッセージになります。

【アピール例】
「当社では、各現場に専任の『建設ディレクター』を配置しています。そのため、施工管理は書類作業に追われることなく、現場の品質・安全管理という本来の業務に集中できる環境です。」

採用は、未来への投資です。目先の採用成功だけでなく、その先にある「定着」と「活躍」を見据えた魅力づけこそが、企業の持続的な成長を支える鍵となります。

まとめ:未経験者採用は未来への投資。育成体制の構築こそが最大の採用戦略

本記事では、2024年の資格緩和という追い風を活かし、未経験者から施工管理を採用・育成するための具体的なノウハウをご紹介しました。
経験者採用がますます困難になる中で、「未経験者・若手のポテンシャル採用」は、もはや単なる選択肢の一つではありません。それは、企業の未来を支える人材を確保し、持続的に成長していくための最も現実的で効果的な採用戦略と言えるでしょう。

未経験者の採用は、時間もコストもかかる「未来への投資」です。しかし、彼らは貴社の理念や文化を素直に吸収し、いずれは会社の将来を担う中核人材へと成長してくれる可能性を秘めています。

求人票で仕事の魅力を分かりやすく「翻訳」し、安心できる「教育体制」を見せ、入社後の「キャリアパス」を明確に描いてあげること。このような応募者一人ひとりの不安に寄り添い、成長への期待感を醸成する「育成体制の構築」こそが、これからの時代における最強の採用戦略なのです。今回の記事が、貴社の採用活動に新たな視点をもたらし、未来を担う素晴らしい人材との出会いの一助となれば幸いです。

未経験者採用・育成を支援します

「施工管理転職ナビ」を運営する内藤一水社は、未経験・若手採用に特化したサポートも得意としています。貴社の育成体制や魅力を最大限に引き出し、ポテンシャルのある人材に響く求人原稿の作成から採用戦略まで一貫してご支援いたします。

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