お役立ち情報

Information

お役立ち情報

お役立ち情報

公開日2025.09.05更新日2025.09.05

「応募が来ない」を解決!プロが実践する求人情報(原稿)リライト戦略【人事・採用担当者向け】

「応募が来ない」を解決!プロが実践する求人情報(原稿)リライト戦略【人事・採用担当者向け】

「求人票を掲載しても、応募が来ない」「ターゲットとは違う層からの応募ばかりで、選考に手間がかかる」… そんなお悩みはありませんか?
その課題、給与や休日などの待遇や条件を見直す前に、原稿の「見せ方」を変えるだけで劇的に改善できるかもしれません。

私たち内藤一水社の制作チームは、単に文章を書き換える「リライト」は行いません。市場データや競合の動向を徹底的に分析し、「応募がない」原因を6つのパターンに分解して真の問題点を特定します。その上で、最適なターゲットに響く言葉とデザインを戦略的に構築するのです。

この記事では、私たちが特に成果を上げている「本当に効く」リライト術を初公開します。明日から使える実践的なノウハウで、貴社の求人票を「応募が集まる求人情報」へと変えるヒントが満載です。

次の一手、一緒に考えます

次の一手、一緒に考えます

なぜ応募が来ないのか? 私たち内藤一水社は当記事でご紹介したようなデータ分析を用いて、貴社が抱える採用課題の真因を特定します。感覚頼りの採用活動に終止符を打ち、戦略的なアプローチで「応募の質と量」を向上させませんか。

まずはこちらから無料相談

なぜ今、求人情報(求人原稿)のリライトが必要なのか?

求人原稿の「リライト」と聞くと、単に文章を書き直す作業をイメージされるかもしれません。しかし、私たちが実践するリライトは、それとは一線を画します。私たちが定義するリライトとは、「掲載中の求人情報の効果を最大化するための見直し」であり、「過去の原稿を基により高い効果を目指す戦略的な作り直し」のことです。

採用市場において、「このテンプレート通りに書けば必ず成功する」という魔法の法則は存在しません。企業の規模、給与水準、勤務地のアクセス、そして社風。それぞれが異なるからこそ、まさに「みんな違ってみんないい」という考え方が基本となります。他社で成功した原稿を真似するだけでは、貴社ならではの魅力は求職者に届かないのです。

そこで重要になるのが、データに基づいた戦略的なアプローチです。私たちは「どんな属性の人が原稿を見ているのか」「応募者の詳しいプロフィールはどうか」「競合他社はどんな動向か」といった多様なデータを徹底的に活用します。これらの客観的な情報と貴社が持つ独自の強みを掛け合わせることで、初めて「誰に」「何を」「どう伝えるべきか」という最適な改善策が見えてくるのです。

つまりリライトとは、感覚に頼った作業ではなく、データを用いて貴社だけの「勝ち筋」を見つけ出す、採用成功に向けた戦略的な改善活動と言えるのです。

ステップ1:まずは「どこに問題があるのか」を正確に把握する

rewrite1

効果的なリライトを行う上で、私たちが何よりも重要視していること。それは、いきなり原稿を書き始めるのではなく、「まず、どこに問題があるのかを正確に把握することから始める」というプロセスです。
やみくもに修正を加えても、的が外れていては応募増には繋がりません。まずは冷静に現状を分析し、課題の核心を突き止めることが成功への最短ルートとなります。

3つの指標で「応募までの壁」を特定する

「応募が来ない」という状況は、求職者が応募に至るまでのどこかの段階で壁にぶつかっていることを示唆しています。その壁がどこにあるのかを、私たちは主に以下の3つの指標で分析します。

アクセス数が低い
そもそも求人情報がターゲットに見られていない状態です。
遷移率が低い
求人一覧では表示されているものの、クリックされず詳細ページまで進んでもらえていません。
転換率が低い
詳細ページは見られているのに、最終的な応募ボタンが押されていない状態です。

これらの指標を分析することで、「求職者との接点がないのか」「興味を引けていないのか」「応募へのあと一押しが足りないのか」といった、ボトルネックの所在を明らかにできるのです。

独自のフレームワーク「6つのリライトパターン」で原因を深掘りする

3つの指標に基づいてボトルネックを明らかにしたら、より具体的な原因へと分解するために、私たちは独自のフレームワークである「6つのリライトパターン」に当てはめて考えます。貴社の状況がどれに当てはまるか、ぜひチェックしてみてください。

タイプA:ターゲットのミスマッチ
「若手を募集しているのに、応募は40代以上ばかり…」「経験者を採用したいのに、未経験者からの応募が殺到する…」。これは、原稿のメッセージが本当に届けたい相手に響いていない証拠です。ターゲット像を再定義し、その人物が魅力に感じるであろうポイントを訴求する必要があります。
タイプB:応募後のドタキャン・連絡途絶
「応募数はあるのに、面接に来てもらえない」「選考途中で連絡が取れなくなる」。この場合、求職者が応募時に抱いた期待と実際のやり取りの間にギャップが生じているか、何らかの不安を感じている可能性があります。応募後の流れを丁寧に記載するなど、安心感を与える工夫が求められます。
タイプC:競合・時期要因での応募減
「前回と同じ内容で募集したのに、今回は全く応募がない」。求人市場は、競合の動向や時期によって大きく変動します。例えば、新年度に向けた募集が増える時期には、他社との差別化がより重要になります。常に市場を観察し、訴求内容をアップデートすることが不可欠です。
タイプD:複数勤務地での応募の偏り
「A店には応募が集中するのに、B店はゼロのまま…」。これは、全社共通の魅力だけでは響かない求職者がいることを示しています。集まりが悪い店舗に特化し、その勤務地ならではの働きやすさや魅力を掘り起こすアプローチが必要です。
タイプE:詳細ページからの離脱
「多くの人が詳細ページまでは見てくれているのに、応募に繋がらない」。これは、求職者が応募の最終段階で「自分にはハードルが高いかも」「なんだか面倒くさそうだ」と感じてしまっているサインです。応募条件の伝え方や応募フォームの見直しが効果的な場合があります。
タイプF:そもそも見られていない
「応募もなければ、アクセス数自体がほとんどない」。これは、求人情報が求職者の検索の網にかかっていない、最も深刻な状態です。職種名の付け方や検索キーワードを根本的に見直す必要があります。

このように、ただ「効果が悪い」で終わらせるのではなく、課題を細かく分類することで、本当に手を入れるべきポイントが明確になり、的確なリライト戦略を立てることができるのです。

ステップ2:効果を最大化するリライトの具体的な「軸」と工夫

rewrite2

問題の在りかが特定できたら、次はいよいよ改善策を実行するフェーズです。ここでは、私たちが実践している具体的なリライトの「軸」と「戦略」を、2つの異なる成功事例を通してご紹介します。一つは「応募ゼロ」の状態から脱却したケース、もう一つは採用難易度が非常に高い「経験者採用」を成功させたケースです。

成功事例①:応募ゼロからの脱却。見せ方を変えるだけで応募を生む6つの軸

これは、まさに前述の「タイプF:そもそも見られていない」に近い、応募が全くなかった求人のリライト事例です。この時、私たちは給与や休日といった条件面には一切手を加えず、純粋に原稿の「見せ方」を以下の6つの軸で徹底的に見直しました。

業績をアピールする
安定志向が強い求職者にとって、会社の安定性や成長性は非常に魅力的な情報です。「コロナ禍でも業績が伸びた」「決算賞与を〇年連続で支給」など、具体的な事実をストレートに伝えることで、安心して長く働ける企業であるという信頼感に繋げました。
視覚的魅力を高める
求人原稿では、必ずしも「おしゃれで洗練された写真」が正解とは限りません。私たちは、あえてリアルな職場風景や働くスタッフの自然な表情がわかる、オーソドックスな写真を選びました。キラキラしたイメージ写真よりも、求職者が「自分もここで働くかもしれない」と働く姿を想像できる写真の方が、親近感や信頼感を生むのです。
アクセス情報を「翻訳」する
最寄り駅の知名度が低い場合、ただ駅名を記載するだけでは魅力は伝わりません。そこで、求職者なら誰もが知っている主要ターミナル駅を基点に「〇〇駅から電車で15分」と “翻訳”して記載しました。求職者の土地勘に寄り添い、具体的な通勤イメージを持たせる工夫が効果的です。
スマホでの見え方を「絶対視」する
今や求職者の8割以上がスマートフォンで求人を見ています。PC画面で完璧に作り込んだ原稿も、スマホでは改行が崩れて読みにくくなっていることは少なくありません。私たちは必ずスマホの実機で表示を確認し、写真の表示順や文章の読みやすさを最適化します。
応募の「心理的ハードル」を下げる
「自分でも応募できそうだ」と感じてもらうことは非常に重要です。そこで、応募条件を記載する際、必須条件の前に「未経験者も歓迎」「こんな方にピッタリ」といった項目を先に持ってきました。そうすることで求職者が感じる心理的なハードルは大きく下がります。
職種コード(カテゴリ)を変更する
これは、これまでとは違う層にアプローチする、いわば「釣り場を変える」アプローチです。既存の職種カテゴリで反応がない場合、少し視野を広げて関連する別のカテゴリを追加することで、今まで出会えなかった求職者に情報を届けることができます。

この結果、リライト当日に早速応募があり、その後も安定して応募が集まるようになりました。待遇や条件の見直しをせずとも、見せ方の工夫だけで大きな変化を生み出せるのが、戦略的リライトの力です。

成功事例②:高スキル人材に響かせる。データで強みを再定義する戦略的リライト

次に、経理経験10年以上といった、採用難易度が非常に高い専門職の募集事例です。このようなケースでは、戦略の岐路に立たされます。

  • A:応募の母数を増やすために、経験年数などの条件を緩めるか?
  • B:あくまで質の高い人材を求め、ターゲットに深く刺さる「正直な原稿」を書くか?

私たちは、後者の「B:ターゲットに深く刺さる正直な原稿で勝負する」という戦略を選択しました。その判断を可能にしたのが、徹底的なデータ分析による「自社の強みの再定義」です。

まず、私たちは採用市場のデータを多角的に調査し、自社の立ち位置を客観的に把握することから始めます。採用支援サービスが提供する市場レポートや、公的機関の統計データなどを活用し、「募集職種の採用難易度」や「業界の平均給与・休日数」などを徹底的に洗い出すのです。この分析の結果、今回の募集条件が「市場の平均給与を大幅に上回り、年間休日も多く、残業も非常に少ない」という、競合と比較して極めて魅力的なものであることが判明しました。

この客観的な事実が、「条件を緩めて応募の『量』を追う必要はない。むしろ、この強みに自信を持って、ターゲットに深く刺さる『質』を追求した原稿で十分に勝てる」という戦略的判断の根拠となったのです。そして、キャリアアップや待遇改善を求める経験者に的を絞った原稿を作成し、見事、求める人材の採用に成功しました。

このように、データを用いて自社の魅力を再発見し、自信を持ってターゲットに訴求すること。これもまた私たちのリライト戦略の重要な柱なのです。

ステップ3:求職者が「本当に知りたい情報」を盛り込む

rewrite3

優れたリライト戦略も、原稿に盛り込む「情報」そのものが不足していては効果を最大化できません。特に求職者が心の中で「本当はこれが知りたいんだけどな…」と感じているにもかかわらず、多くの求人原稿で見落とされがちな情報があります。

これらの情報を丁寧に記載することは、応募者の不安を解消し、「この会社は誠実そうだ」という信頼感を醸成します。結果として応募へのハードルを下げ、さらには入社後のミスマッチを防ぐことにも繋がる、非常に重要なプロセスです。

応募の不安を取り除く「6つの必須情報」

私たちがお客様へのヒアリングで必ず確認し、原稿への反映を推奨しているのが以下の6つの項目です。貴社の原稿には、これらの情報がしっかり盛り込まれているでしょうか?

研修スケジュール・体制
未経験者はもちろん、経験者であっても「入社後、放置されないか」「どうやって仕事を覚えていくのか」は大きな関心事です。具体的な研修期間やOJTの内容、独り立ちまでの流れを示すことで、安心して一歩を踏み出せるようになります。
1日の流れや具体的な勤務体制
「出社後、まず何をするのか」「休憩はいつ取れるのか」「どんなメンバーと働くのか」。具体的な一日の流れを示すことで、求職者は入社後の自分をリアルにイメージできます。
職場のスタッフの人数・年齢層
どんな人が働いているのかは、職場の雰囲気を知る上で欠かせない情報です。「20代~30代の女性が中心」「全体で10名、平均年齢40歳」など、具体的な構成を伝えることで、求職者は自分が馴染めそうか判断しやすくなります。
シフト提出・変更に関する情報
特にパート・アルバイト募集では生命線とも言える情報です。「シフトは月1回の自己申告制」「子どもの急な発熱などによる休みにも柔軟に対応」といった一文があるだけで、応募のしやすさは格段に変わります。
誤解のない、より詳細な仕事内容
「営業」「事務」といった大枠だけでなく、「既存顧客へのルート営業が中心です」「電話対応は全体の2割程度です」のように、業務内容を具体的に記述することで、求職者の「思っていた仕事と違った」というギャップを防ぎます。
応募後のスケジュール
これは、私たちが特に重要視している項目です。雇用形態や年齢を問わず、ほとんどの求職者が「応募ボタンを押した後、どうなるの?」という不安を抱えています。「ちゃんと応募できているかな」「いつ連絡が来るんだろう」という不安は、応募を躊躇させる大きな原因になります。

「応募後3営業日以内にメールでご連絡 → 面接1回 → 1週間以内に合否をお知らせします」
このように、具体的な選考フローと期間を明記するだけで、求職者は安心して応募ボタンを押すことができるのです。

これらの項目は、私たちが実際に顧客へのヒアリングで活用しているチェックシートの項目でもあります。ぜひ、貴社でもこれらの情報を確認して、求人原稿に盛り込んでみてください。応募者の反応がきっと変わるはずです。

ステップ4:DMの知見を応用する「魔法の一言」

rewrite4

リライトの最終仕上げとして、私たちが大切にしている「もう一押し」のテクニックをご紹介します。これは、求人原稿の作成とは少し違う、ダイレクトメール(DM)の配信業務から得られた、非常に効果的で即効性のある知見の応用です。

DM配信で見つけた「最も響く言葉」

私たちは、特定のターゲットに直接アプローチするDM配信も数多く手がけています。その中で、開封率や応募率を上げるために様々な件名をテストした結果、ある特定の「言葉」を入れるだけで、反響が劇的に向上するという事実を発見しました。

その言葉とは、ずばり「締め切り」です。
少し拍子抜けしたかもしれませんが、例えばDMの件名の冒頭に「【3月5日応募締め切り】最後のご案内です」や「【締め切りまであと2週間】」といった一文を加える。ただそれだけで、他のどんな魅力的な言葉を並べるよりも、求職者の行動を強く促すことができたのです。

求人原稿にも効く「締め切り効果」

この強力な効果は、求人原稿にももちろん応用できます。

長期掲載の場合
「いつでも応募できる」という状況は、逆に応募を先延ばしにさせがちです。2ヶ月以上の長期掲載を行う際は、「一次締め切り:〇月〇日」といった具体的な日付をキャッチコピーや原稿内に明記することが有効です。
緊急性を促す一文を追加する
「応募順に選考します」「定員に達し次第、早期に募集を締め切る可能性があります」といった文言を原稿の末尾などに追記するだけでも、「急いだ方がいいかも」という心理が働きます。

なぜ「締め切り」は人の心を動かすのか?これは、非常にシンプルな人間の心理に基づいています。「人は期限が迫ると行動を起こしやすくなる」からです。
良い求人を見つけても、「あとでじっくり考えてから応募しよう」とブックマークだけして、そのまま忘れてしまう求職者は少なくありません。まさに、夏休みの宿題をつい最終日まで取っておいてしまう、あの心理と同じです。

「締め切り」という魔法の一言は、この「あとでやろう」という心理的な壁を打ち破り、「今、行動しなければ」というスイッチを押すための、非常に強力なトリガーとなります。
ぜひ、貴社の原稿にもこの「締め切り効果」を取り入れて、迷える求職者の背中をそっと押してあげてください。

まとめ:データと戦略で「応募の質・量」を向上させる

ここまで、応募効果を最大化するための具体的なリライト戦略を4つのステップでご紹介してきました。私たちの独自ノウハウ、いかがでしたでしょうか?

貴社が当たり前だと思っている魅力も、市場データと照らし合わせれば、他社にはない「輝く強み」かもしれません。感覚や慣習だけに頼らず、データという指針を手にすることで貴社だけの採用の「勝ち筋」が見えてくるはずです。

もし、貴社が「応募が集まらない」「採用しても、求める人材と違う」といったお悩みを抱え、自社だけでの改善に限界を感じていらっしゃるなら、ぜひ一度私たちにご相談ください。
感覚頼りの採用活動から脱却し、データに基づいた戦略的なアプローチで、貴社の採用を成功に導くお手伝いをします。貴社だけの「勝ち筋」を、私たちと一緒に見つけ出しましょう。

次の一手、一緒に考えます

次の一手、一緒に考えます

なぜ応募が来ないのか? 私たち内藤一水社は当記事でご紹介したようなデータ分析を用いて、貴社が抱える採用課題の真因を特定します。感覚頼りの採用活動に終止符を打ち、戦略的なアプローチで「応募の質と量」を向上させませんか。

まずはこちらから無料相談

お電話はこちら

月~金曜日(土・日・祝日除く)
9:00~18:00

東京本社 03-3265-9113
名古屋支社 052-581-9591
大阪支社06-6456-4561
九州支社092-431-6611