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厚生労働省が6月28日に発表した5月の有効求人倍率(季節調整値)は1.24倍となり、前月と比べて0.02ポイントの低下となりました。新規求人倍率(季節調整値)は2.16倍となり、前月に比べて0.01ポイント低下しています。
また、総務省が同日発表した5月の完全失業率(季節調整値)は2.6%で、前月と同率でした。
有効求人倍率は仕事を探す人1人に対し、企業から何件の求人があるかを示しますが、5月は企業からの有効求人(季節調整値)が前月と比べ0.1%増加となり、働く意欲のある有効求職者(季節調節値)は1.9%増加、有効求人倍率は1.24倍となりました。
また、雇用の先行指標となる新規求人数(原数値)は前年同月比で0.6%減少しました。
産業別にみると、 増加したのは、情報通信業(5.7%増)、卸売業,小売業(4.6%増)、医療,福祉(1.4%増)など、減少したのは、生活関連サービス業,娯楽業(10.6%減)、製造業(7.4%減)、建設業(3.4%減)などです。
5月の就業者数は6766万人、前年同月比21万人増加で22か月連続の増加となりました。
産業別就業者を前年同月と比べると、「卸売業,小売業」、「教育,学習支援業」、「宿泊業,飲食サービス業」などが増加しています。
完全失業者数は193万人で、前年同月に比べ5万人の増加。2か月連続の増加となりました。
求職理由別に前年同月と比べると、「勤め先や事業の都合による離職」が2万人の減少、「自発的な離職(自己都合)」が5万人の増加、「新たに求職」は3万人の増加という結果となりました。
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