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2024.07.16最終更新日2024.07.16

【例文あり】採用連絡のマナーやタイミング|応募者に響くメールや連絡方法とは

【例文あり】採用連絡のマナーやタイミング|応募者に響くメールや連絡方法とは

企業が採用活動を行っていく中での重要なステップの一つに「採用連絡」があります。
面接案内・内定通知・不採用通知など、採用活動における各段階の連絡は、求職者・応募者に対して企業イメージ・印象を決定づけるものであると同時に、その後の採用プロセスにも大きな影響を与えます

この記事では、採用連絡の基本的なマナーや効果的な方法、メール等で使える具体的な例文をご紹介。求職者に好印象を与え、スムーズに採用活動を進めるためのポイントも詳しく解説します。

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採用連絡の重要性

採用連絡は単なるお知らせというだけでなく、応募者とのコミュニケーションおよび関係構築の第一歩として非常に重要な役割を果たし、特に下記の2点に対しては、大きな影響を与えるものだと言えます。

  • 企業イメージ
  • 求職者・応募者の決断

まずはこちらについて解説します。

採用連絡が企業イメージに与える影響

連絡する時間や手法、伝え方等によって、応募者の企業に対するイメージは大きく変わります。
例えば、遅い時間の電話や相手の気持ちに配慮が足りない連絡方法・伝え方は、企業としての悪い印象に繋がり、ネガティブな評判が広がる可能性もあります。
採用活動の面でもそれ以外の面でも、企業イメージを守るため、適切な採用連絡をする必要があると言えます。

採用連絡が求職者・応募者の決断に与える影響

採用選考において、応募者が次のステップに進むかどうか、内定を承諾するかどうか、その決断の際に採用連絡が鍵を握る場合もあります。
今や求職者は複数の企業の選考を同時に受けているということがほとんどです。
採用連絡のスピードや手法・伝え方によって、迷っている応募者の決断を後押しし、自社への入社に繋げることも可能です。

採用連絡で気を付けるべき3つのこと

採用連絡は人材採用の選考プロセスにおいて、応募者への連絡は非常に重要な位置を占めています。
もちろん、ただ連絡をすればいいというわけではなく、下記のような点に気を付ける必要があります。

  • 採用連絡をする適切なタイミング
  • 採用連絡の方法
  • 基本的なマナー

それぞれの注意点について詳しく解説していきます。

採用連絡をする適切なタイミング

採用連絡はそのタイミングが非常に重要です。

<連絡のスピード>
各段階での結果連絡等は全て3日~1週間以内を目安に、できるだけ早く行いましょう。
スピーディな連絡は、優秀な人材・入社してほしい人材が他社に流れるリスクを低減させるとともに、誠意や歓迎する姿勢のアピールにもなります。
逆に、応募者を長い時間待たせることは、不安や不信感にも繋がりますので注意が必要です。

<連絡の時間>
電話での連絡は、午前中にするといいでしょう。
午前中であれば、次のステップへの予定の調整、電話が繋がらなかった際のかけ直しや折り返しも、当日中に余裕を持って行えます。
ただし、在職中の応募者への連絡は、お昼休みや終業後の時間にするなど、時には配慮も必要です。

メールでの連絡は、基本的に時間を気にする必要はありませんが、自社の定時外の送信は、残業や早出のイメージにも繋がるので、できるだけ避けた方がいいでしょう。

採用連絡の方法

連絡の方法は電話とメールをうまく使い分けましょう

<電話>
採用連絡として最も直接的な方法が電話です。
主に採用決定・内定の際は、入社意思の確認や今後一緒に働く仲間とのコミュニケーションという意味も含め、電話連絡が効果的と言えます。

<メール>
メールは、送信者・受信者ともに時間を気にすることなく使えるのが大きなメリットであり、言うまでもなく現代で主要な連絡方法の一つです。
採用活動においても、連絡はほぼメールという流れは既にスタンダードとなっており、特に不採用の際の連絡は電話よりもメールの方がよいでしょう。

また、メールはURLや書類添付など、応募者と共有したい事項も簡単に送る事ができますし、ケースに応じたテンプレートを用意しておけば、業務効率化も図れます。
ただし、感情や細かいニュアンスを伝えるのが難しい面もあるため、特に不採用の際の文面や言い回しには、細心の注意が必要です。

採用連絡における基本的なマナー

メールでも電話でも、採用連絡におけるマナーを守ることは、自社の印象を良くし、求職者・応募者がスムーズに気持ち良く選考を進める手助けになります。

  • 社名と採用担当者名は確実に伝える
    …「●●株式会社、採用担当の□□です。」など
  • 応募や面接のお礼を伝える
    …「先日は面接にお越しいただきありがとうございました。」など
  • 時間を取る了承を得る(電話の場合)
    …「今、●分程お時間いただいてもよろしいでしょうか?」など
  • 送信前にダブルチェックを行う(メールの場合)
    …内容、誤字・脱字、送信先の宛先に間違いがないか、など

採用連絡における具体的な例文

応募者へメールで連絡・案内を送る場合は、伝えるべき事柄を漏れなく記載する必要があります。
さらには、メールの文面は書き方ひとつで受け手の感じ方が変わり、企業イメージにも直結するので、細心の注意が必要です。
応募者との適切なコミュニケーションのため、下記の例文を参考にしてみてください。

  • 面接案内メールの例文
  • 内定通知メールの例文(新卒採用・中途採用・アルバイト採用)
  • 不採用通知メールの例文

面接案内メールの例文

書類選考通過時の例文

件名:【会社名】選考結果のご連絡と一次面接のご案内

■■様

はじめまして。
株式会社■■の採用担当■■です。
この度は、弊社の求人にご応募いただき、ありがとうございました。

書類選考の結果、■■様にはぜひ一次面接に進んでいただきたく、
ご連絡させていただきました。

早速ですが日程調整を進めてまいりますので、
一次面接の候補日を複数いただけますでしょうか。
ご来社での対面面接またはオンライン面接いずれかのご希望も、
あわせてご返信ください。

【一次面接候補日】
第1希望:■月■日(■) ■:■〜■:■
第2希望:■月■日(■) ■:■〜■:■
第3希望:■月■日(■) ■:■〜■:■

【面接会場(対面の場合)】
株式会社■■ 第■会議室
住所:■■
地図:https:// ■■
アクセス:■■

【面接URL(オンラインの場合)】
ZOOMにてオンライン面接を行います。
当日は下記URLよりご参加ください。
URL:https://■■

尚、面接所要時間は■分程度を予定しております。

それでは、お返事をお待ちしております。
何かご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。

—————————
株式会社■■
採用担当:■■
電話:■■
メール:■■
—————————

対面面接日程確定の際の例文

件名:【会社名】■月■日一次面接の詳細

■■様

お世話になっております。
株式会社■■の採用担当■■です。

一次面接の日程調整、ありがとうございました。
面接詳細をご案内いたしますので、下記、ご確認ください。

【日時】
■月■日(■) ■:■〜
※面接所要時間は■分程度を予定しております。

【面接会場】
株式会社■■ 第■会議室
住所:■■
地図:https:// ■■
アクセス:■■

【受付】
本社■階にて、面接開始■分前より受け付けております。
到着後、内線■番 ■■宛にご連絡ください。

【持参していただくもの】
・履歴書(写真貼付)
・職務経歴書
・筆記用具

【服装】
スーツでお越しください

【緊急連絡先】
■■部 ■■(フルネーム/フリガナ)
TEL:■■

以上です。

選考に関しまして、ご不明点があればお気軽にご連絡ください。
それでは、当日お会いできることを楽しみにしております。

—————————
株式会社■■
採用担当:■■
電話:■■
メール:■■
—————————

オンライン面接日程確定の際の例文

件名:【会社名】■月■日一次面接の詳細

■■様

お世話になっております。
株式会社■■の採用担当■■です。

一次面接の日程調整、ありがとうございました。
オンライン面接の詳細をご案内いたしますので、下記、ご確認ください。

【日時】
■月■日(■) ■:■〜
※面接所要時間は■分程度を予定しております。

【面接URL】
ZOOMにてオンライン面接を行います。
当日は下記URLよりご参加ください。
URL:https://■■

【ご用意いただくもの】
・スケジュール帳
・筆記用具

【服装】
ビジネスカジュアルでご参加ください

【緊急連絡先】
■■部 ■■(フルネーム/フリガナ)
TEL:■■

以上です。

選考に関しまして、ご不明点があればお気軽にご連絡ください。
それでは、当日お会いできることを楽しみにしております。

—————————
株式会社■■
採用担当:■■
電話:■■
メール:■■
—————————

内定通知メールの例文

新卒採用の例文

件名:【会社名】選考結果のご連絡

■■様

お世話になっております。
株式会社■■の採用担当■■です。
先日はお忙しいところ最終面接にお越しいただき、誠にありがとうございました。

厳正な選考の結果、■■様を採用とさせていただくことが決定いたしました。

つきましては、入社にあたりご提出いただく書類を本日郵送いたしましたので、
ご記入いただき、期限までに同封の返信用封筒でご返送くださいますよう、お願いいたします。

1. 同封書類
・内定通知書 1部
・入社承諾書 1部
・入社誓約書 1部
・返信用封筒

2. お送りいただきたい書類
・卒業見込み証明書
・入社承諾書
・入社誓約書
・健康診断書

3.書類提出期限
令和■年■月■日(■) 必着

また、今後の予定は、以下のとおりです。
■月■日 社員との懇親会(希望者のみ)
■月■日 内定式
■月■日 入社式
詳細は後日メールにてご連絡いたしますので、今しばらくお待ちください。

何かご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
■■様と一緒に働けることを社員一同、心より楽しみにしております。

引き続きよろしくお願い申し上げます。

—————————
株式会社■■
採用担当:■■
電話:■■
メール:■■
—————————

中途採用の場合

件名:【会社名】選考結果のご連絡

■■様

お世話になっております。
株式会社■■の採用担当■■です。
先日はお忙しいところ最終面接にお越しいただき、誠にありがとうございました。

厳正な選考の結果、■■様を採用とさせていただくことが決定いたしました。

つきましては、採用関連書類を本日郵送いたしましたので、
ご記入いただき、期限までに同封の返信用封筒でご返送くださいますよう、お願いいたします。

1. 同封書類
・採用通知書 1部
・入社承諾書 1部
・返信用封筒

2. お送りいただきたい書類
・入社承諾書
・最終学歴証明書
・健康診断書

3.書類提出期限
令和■年■月■日(■) 必着

何かご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
■■様と一緒に働けることを社員一同、心より楽しみにしております。

引き続きよろしくお願い申し上げます。

—————————
株式会社■■
採用担当:■■
電話:■■
メール:■■
—————————

アルバイト採用の場合

件名:【会社名】選考結果のご連絡

■■様

お世話になっております。
株式会社■■の採用担当■■です。
先日はお忙しいところ当社の面接にお越しいただき、誠にありがとうございました。

選考の結果、■■様をアルバイト従業員として採用とさせていただくことが決定いたしました。

つきましては、■年■月■日(■)より入社いただきたいと思いますが、ご都合はいかがでしょうか。
ご都合が悪い場合は調整いたしますので、ご遠慮なくお申し付けください。
■月■日(■)までに、入社の可否を含め、お電話もしくはメールでご連絡いただけますと幸いです。

連絡先:株式会社■■ 担当■■宛
電話/■■
メール/■■

なお、期限までにご連絡いただけない場合には、採用を取り消す場合がございますのでご注意ください。

初出社日は、持参物をお持ちのうえ、下記場所へご出勤くださいますようお願いいたします。

出勤場所:■■
持参物:■■

一緒に働けることを社員一同、楽しみにしております。
■■様からのご連絡を心よりお待ちしております。

—————————
株式会社■■
採用担当:■■
電話:■■
メール:■■
—————————

不採用通知メールの例文

件名:【会社名】選考結果のご連絡

■■様

お世話になっております。
株式会社■■の採用担当■■です。
先日はお忙しいところ採用面接にお越しいただき、誠にありがとうございました。

慎重に選考を重ねた結果、誠に残念ではございますが、
今回は採用を見送らせていただくこととなりました。
ご期待に沿えず、大変申し訳ございません。

なお、お預かりしました応募書類につきましては、
弊社にて責任を持って破棄いたします。

メールでのご連絡にて大変恐縮ではございますが、
何卒ご了承くださいますようお願いいたします。
末筆になりますが、■■様のより一層のご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。

—————————
株式会社■■
採用担当:■■
電話:■■
メール:■■
—————————

採用連絡時のトラブル・失敗とその対策

採用活動は、全てがスムーズに進むとは限りません。想定外・イレギュラーな事態の発生、それに伴うトラブルや失敗もあるでしょう。
もちろんそれは、採用における連絡の際も例外ではありません。
こちらでは想定される下記のトラブル・失敗を例に挙げ、その対策をご紹介します。

  • 連絡が遅れる場合の対処法
  • 誤字・脱字や情報漏れの防止策
  • 無機質な連絡を避ける工夫

いざという時に慌てない、大きなトラブルに発展させないための参考として、ご覧ください。

連絡が遅れる場合の対処法

求職者・応募者への連絡は、基本的に3日~1週間が目安と先述しましたが、そうもいかない場合もあるはずです。
採用候補者が複数人いて悩んでいたり、会社の長期休み等、選考・連絡に遅れが生じるようであれば、「選考が遅れている」事実を、事前もしくはタイミングを見て、正直に伝えましょう。

誤字・脱字や情報漏れの防止策

正しくないメールを送ることは、求職者・応募者の不信感に繋がります。
マナーの項でも先述しましたが、メールを送る前にはダブルチェックを実施しましょう。
特に宛先間違い・誤送信は個人情報の観点からも問題になる可能性があるので注意が必要です。

  • 誤字・脱字はないか
  • 送信先のアドレスはあっているか
  • 伝えるべき情報は全て入っているか

を重点的にチェックしましょう。

無機質な連絡を避ける工夫

必要事項を伝えることが目的とは言え、採用連絡のメールがあまりにも無機質だと、固い会社・冷たい会社というイメージを持たれてしまう可能性があります。

  • 応募や面接のお礼
  • 面接で印象に残っている話
  • 面接で会えることや一緒に働けることが楽しみである旨
  • 採用決定に至った理由

などを書き添えることで、柔らかく砕けた印象を与え、応募者との距離を少し縮めてみましょう。

採用連絡を円滑に進めるためのツール

求職者・応募者の心情に寄り添う意味でも、効率化や生産性という意味でも、採用連絡が円滑に進むに越したことはありません。
ここでは、工数を削減しながらスムーズなやりとりを実現する下記2つのツール・手法をご紹介します。

  • 採用管理システム(ATS)の活用
  • テンプレートの活用

参考にしてみてください。

採用管理システム(ATS)の活用

現在、DX化の広がりにより、多くの企業が「採用管理システム(ATS)」を導入しています。ATSでは、採用に関わる多くの業務・情報を一元管理でき、応募者への採用連絡も可能です。

自動通知・文面のフォーマット・一斉送信etc…その他自社に合わせて様々なカスタマイズができるため、応募者が多い際でも、連絡漏れ・ミス・トラブルの防止にも役立ちます。
※各ATSのシステムや契約内容で機能は異なります。

テンプレートの活用

コピー&ペーストできるメールテンプレートを用意しておくのもいいでしょう。
この記事内で紹介している例文以外にも、自社の色に合わせてカスタマイズし、ケースごとに使い分けることで、よりスピーディな対応が可能となります。

まとめ

採用連絡は求職者・応募者との最初の接点であり、企業の印象を決定づける意味でも重要な位置を占めます。
丁寧で迅速かつ適切なタイミング・方法での連絡は、求職者・応募者の信頼となり、優秀な人材の獲得はもちろん、企業イメージの向上にも繋がります。
スムーズな採用活動の実現のためにも、ぜひここで紹介した内容を参考にしてみてください。

採用連絡でお困りごとがあれば

採用連絡に課題があり面接のキャンセルや内定辞退が相次いでいる、採用連絡に使える例文が欲しいなど、どんな些細な疑問でも構いません。まずは一歩踏み出して、一緒に問題を解決しましょう!

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