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厚生労働省が10月1日に発表した有効求人倍率(季節調整値)は1.14倍となり、前月に比べて0.01ポイント減少しました。
新規求人倍率(季節調整値)は1.97倍となり、前月を0.01ポイント下回りました。
また、総務省が同日発表した8月の完全失業率(季節調整値)は、2.8%と前月と同率でした。
有効求人倍率は仕事を探す人1人に対し、企業から何件の求人があるかを示しますが、8月は企業からの有効求人(季節調整値)が前月と比べ1.2%増え、働く意欲のある有効求職者(季節調節値)は2.2%増加し、有効求人倍率は、1.14倍となりました
雇用の先行指標となる新規求人数(原数値)は前年同月比で10.0%増加しました。
産業別にみると、製造業(39.3%増)、サービス業(他に分類されないもの)(18.7%増)、情報通信業(16.7%増)、宿泊業・飲食サービス業(12.3%増)などで増加となりました。
8月の就業者数は6693万人、前年同月比で17万人増加となり、5カ月連続の増加となりました。
産業別就業者を前年同月と比べると、「学術研究、専門・技術サービス業」、「医療、福祉」、「卸売業、小売業」などが増加しています。
完全失業者数は193万人で前年同月に比べ、13万人減少し、2ヵ月連続の減少となりました。
しかし、前年同月に比べると「自発的な離職(自己都合)」は2万人増加しています。新型コロナウィルスの影響により、雇用継続や経営がより安定している企業を求めて、離職をした方が増えているものと思われます。
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