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公開日2025.08.27更新日2025.10.22

採用工数を削減し、マッチング精度を高める。Indeed「自動アプローチ機能」の賢い使い方

採用工数を削減し、マッチング精度を高める。Indeed「自動アプローチ機能」の賢い使い方

「求人を出しても、なかなか“会いたい”と思える人材からの応募が来ない…」。
多くの採用担当者が、このような課題を感じているのではないでしょうか。
その背景には、日本の労働市場の特性が関係しています。

日本の転職経験率は主要5カ国で最も低く、求職者は転職に保守的な傾向があります。つまり、貴社にマッチする優秀な人材ほど、積極的に転職活動をしていない「転職潜在層」である可能性が高いのです。
従来の「応募を待つ」採用活動だけでは、こうした貴重な人材にアプローチすることすらできません。そこで成功の鍵を握るのが、企業から候補者へ直接働きかける「攻めの採用」への転換です。

本記事では、その強力な一手となるIndeedの新機能「自動アプローチ」に焦点を当てます。採用工数を削減しながらマッチング精度を高める、その“賢い使い方”を具体的に解説していきます。

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Indeed自動アプローチは強力なツールですが、「自社に最適な条件設定がわからない」といったお悩みはありませんか?内藤一水社では、Indeedの専門知識を持つプロが貴社に最適な活用法をご提案。戦略的な運用代行を通じて、採用成果の最大化を支援します。

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目次

Indeedの自動アプローチ機能とは?「攻めの採用」を実現する新機軸

「自動アプローチ機能」と聞いても、具体的にどのような機能なのかイメージが湧かない方も多いかもしれません。まずはこの機能がどのような仕組みで「攻めの採用」を実現するのか、その基本から解説します。

Indeed自動アプローチ機能とは、ひとことで言えば「企業から候補者へ、求人情報を自動で届ける機能」です。

従来の採用活動では、求職者が自ら求人を見つけ、応募してくれるのを「待つ」のが基本でした。しかし、この機能を使えば、求人内容や企業が設定した条件(経験職種、スキルなど)に合致する可能性のある求職者へ、Indeedのシステムが自動でアプローチしてくれます。

このアプローチは、候補者にとって「企業からのオファー」として認識されます。

  • メールで直接届く: 候補者のメールボックスに「企業からオファーが届きました」という形で通知されます。
  • サイト上で目立つ: Indeedサイト上では「オファー求人」というラベル付きで表示され、通常の求人よりも注目を集めやすくなります。

そして、この機能の最もパワフルな点は、その圧倒的なリーチ力です。アプローチの対象はIndeedの求職者だけにとどまりません。「タウンワーク」や「リクナビNEXT」に登録している求職者にも、条件を満たせばアプローチが届くのです。

つまり自動アプローチ機能は、これまで接点を持つことが難しかった転職潜在層や多様なプラットフォームにいる候補者にも、貴社の魅力を直接届けられる画期的な仕組みです。応募を待つだけでなく、企業側から能動的に採用の可能性を広げていく。まさに、これからの採用戦略の「新機軸」と言えるでしょう。

自動アプローチ導入のメリット:採用活動を変える3つのポイント

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Indeed自動アプローチ機能は、ただ求人を届けるだけではありません。採用活動そのものを変える3つの大きなメリットがあります。具体的なデータも交えながら、その効果を見ていきましょう。

メリット1:採用工数を削減し、スピードを向上させる

採用担当者の時間は限られています。候補者探しからスカウト文面の作成、送付まで、手動で行うには膨大な工数がかかります。自動アプローチ機能は、このプロセスを完全に自動化。一度条件を設定すれば、システムが24時間365日、貴社に代わって最適な候補者にアプローチを続けてくれます。
これにより、担当者は応募者対応や面接といった、より重要度の高い業務に集中できるようになります。結果として、採用プロセス全体のスピードが向上し、より早く、効率的に採用成功へとたどり着くことが可能です。

メリット2:求人の露出と応募数を最大化する

「せっかく求人を出したのに、誰にも見られていない…」という悩みは、自動アプローチで解決できます。この機能を通じて送られた求人は、候補者へのメール通知だけでなく、Indeedサイト上で「オファー求人」として目立つ形で表示されます。
これにより、通常の掲載に比べて求人の露出が増加。実績データによると、自動アプローチを活用することで、通常の検索経由に比べて応募率が1.5倍に向上したという結果も出ています(※)。これまでアプローチできていなかった層にも求人が届くため、応募数の大幅な増加が期待できます。

メリット3:マッチングの質を高め、機会損失を防ぐ

自動アプローチは、ただ闇雲に求人を送るわけではありません。貴社が設定した「必須条件」と「歓迎条件」に基づき、経験やスキルがマッチする候補者を狙い撃ちします。これにより、応募者の質が向上し、ミスマッチによる選考工数の無駄を減らすことができます。
さらに、この機能は常に最適な候補者を探し続けるため、「たまたま求人を見ていなかった」というような機会損失を防ぎます。実績データでは、有効応募率(書類合格以上のステータスになった応募の割合)が1.7倍に向上したという報告もあり(※)、より質の高い出会いを創出できることがわかります。

(※)2024/9/20~2024/10/20にAirワーク 採用管理(バージョン2.0) あるいはジョブオプ採用管理経由でIndeed PLUSの有料掲載を設定されていた求人の実績データを参照。

【費用は?】クリック課金制で安心!料金体系と利用条件

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「こんなに便利な機能なら、特別な追加料金がかかるのでは?」と気になる方が多いかもしれませんが、Indeed自動アプローチ機能の利用に、追加のオプション料金は一切かかりません。

料金体系:いつもの予算内で利用できる「クリック課金制」

この機能の料金体系は、普段お使いのIndeed有料掲載(スポンサー求人)と全く同じ「クリック課金制」です。
自動アプローチによって送信されたメールや、サイト上に表示された「オファー求人」が求職者にクリックされ、求人詳細ページが閲覧された時点ではじめて費用が発生します。つまり、貴社が設定している有料掲載の予算内で、すべての機能を利用できるのです。
新たに予算を申請したり、複雑な契約を結んだりする必要はありません。今すぐ、手軽に「攻めの採用」を始められます。

利用条件:利用前にチェックすべき2つのポイント

追加費用なしで利用できる自動アプローチ機能ですが、利用にはいくつかの条件があります。ご自身の会社と求人が対象となるか、以下の2つのポイントをご確認ください。

利用できる企業
•法人番号の認証が完了している法人企業であること。
※個人事業主の方は、現時点では利用対象外となります。
•Indeedの直接投稿を利用している企業であること。
利用できる求人
•有料掲載中(スポンサー求人)であること。
•雇用形態が「正社員」「契約社員」「アルバイト・パート」のいずれかであること。※派遣、有料職業紹介、業務委託の求人は対象外です。
•日本国内の求人であり、Indeedの審査を通過していること。

これらの基本的な条件を満たしていれば、特別な申し込みは不要です。管理画面から簡単な設定を行うだけで、すぐに自動アプローチ機能を活用し、採用活動を次のステージへと進めることができます。

3ステップで簡単!自動アプローチの設定方法と成功のコツ

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「設定が複雑そう…」と思われるかもしれませんが、自動アプローチ機能の設定は驚くほど簡単です。たった3つのステップで完了します。ここでは、設定の流れと、成果を最大化するための重要な「コツ」を合わせて解説します。
尚、採用支援会社や広告代理店などに運用代行を依頼している場合は、代行会社にご相談ください。

設定の流れ:たったこれだけ!3ステップ

  • 【ステップ1】求人を選択し、「自動アプローチを設定」をクリック
    Indeedの管理画面にログインし、求人一覧ページを開きます。自動アプローチを利用したい求人(複数選択可)にチェックを入れ、画面上部に表示される「自動アプローチを設定」ボタンをクリックします。
  • 【ステップ2】候補者の条件を設定する
    アプローチしたい候補者の条件を設定する画面が開きます。ここで設定するのが、この機能の肝となる「必須条件」「歓迎条件」です。
  • 【ステップ3】内容を確認し、「利用する」で更新
    設定した条件を確認し、最後に「自動アプローチを利用しますか?」の項目で「利用する」が選択されていることを確認。「更新する」ボタンを押せば、設定は完了です。これだけで、システムが自動で最適な候補者へのアプローチを開始します。

成功のコツ:成果を左右する2つの重要ポイント

簡単な設定で始められますが、より高い効果を得るためには、特にステップ2の「条件設定」にコツがあります。
この2つの条件の違いを理解することが、成功への一番の近道です。

必須条件 = 候補者を絞り込む「絶対条件」
「この条件を満たしていないと絶対に採用できない」という項目(例:必須の資格、特定の職務経験、勤務地など)を設定します。

【ポイント】
設定すればするほど対象者が減るため、本当に譲れない最低限の条件に絞りましょう。 特に「未経験歓迎」の求人であれば、必須条件は設定しない方が効果的です。
歓迎条件 = AIの精度を高める「ヒント」
「こんなスキルや経験があれば嬉しい」という、好ましい条件を設定します。こちらは絞り込み条件ではありません。

【ポイント】
AIは、この歓迎条件を学習して「企業がどんな人材を求めているか」を理解し、アプローチの精度を高めていきます。そのため、関連するキーワードをできるだけ多く、具体的に設定することが非常に重要です。多く設定するほどAIが賢くなり、よりマッチ度の高い候補者を見つけ出してくれます。

「歓迎条件にどんなキーワードを入れたらいいか分からない」という方もご安心ください。Indeedには便利なアシスト機能があります。
キーワード入力欄の近くにある「職業カテゴリーから追加」といったボタンをクリックすると、職種を選ぶだけでIndeedが関連するスキルや経験のキーワードをリストで提案してくれます。

例えば、「営業」というカテゴリーを選べば、「法人営業」「新規開拓」「ソリューション提案」といった関連キーワードがずらりと表示されます。そこから自社の求人に合うものを選択するだけで、効果的な歓迎条件を簡単に設定できます。

この2つのコツを意識して設定するだけで、自動アプローチ機能の効果を最大限に引き出すことができるでしょう。

【最重要】成果を最大化する鍵は「応募者ステータスの更新」にあり

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Indeed自動アプローチ機能は、設定して終わりではありません。その効果を「最大化」し、AIを“自社専属の優秀なリクルーター”へと育て上げるために、たった一つだけ、必ず実践していただきたいことがあります。
それが、「応募者ステータスのこまめな更新」です。
これは、この機能を使いこなす上で最も重要なアクションと言っても過言ではありません。

なぜ「ステータス更新」が最重要なのか?

理由はシンプルです。AIが「貴社にとっての良い応募者とは誰か」を学習するためです。
Indeedの管理画面では、応募者を「審査待ち」「書類審査済み」「面接」といったステータスで管理できます。採用担当者がこのステータスを更新すると、AIはその情報を分析します。
例えば、「Aさんは書類通過、Bさんは不採用」と更新すると、AIはAさんとBさんのレジュメ情報を比較・学習し、「なるほど、この会社はAさんのような経験を持つ人材を求めているのか」と理解を深めていきます。

この学習が繰り返されることで、自動アプローチの精度はどんどん向上し、より貴社の採用基準にマッチした、質の高い候補者に求人が届くようになるのです。

効果は数字に表れる!ステータス更新で応募の質と量が劇的アップ

この「ステータス更新」の効果は、実際のデータにも明確に表れています。
ある事例では、応募者ステータスをきちんと更新している企業群は、そうでない企業群に比べて、自動アプローチ経由の有効応募率(書類合格以上の応募)が3.1倍に向上しました(※1)。

さらに驚くべきことに、ステータスを更新するだけで、「おさそい(自動アプローチ)」経由の応募数が2.1倍に増加したというデータもあります(※2)。これは、AIの学習精度が上がり、より魅力的な候補者にアプローチできるようになった結果、応募に繋がりやすくなったことを示しています。

(※1)2024/11/01~2024/12/31にAirワーク採用管理(バージョン2.0)経由で Indeed PLUSの有料掲載を設定されていた求人の実績データを参照。
(※2)2024/11/27~2024/12/24にジョブオプ採用管理経由で、Indeed PLUSの有料掲載を設定されていた求人の実績データを参照。

実践のポイント:最低週1回、「未対応」からの変更を

では、具体的にどうすれば良いのでしょうか。ポイントは以下の2つです。

  1. 最低でも週に1回はステータスを更新する。
  2. 応募者を「未対応」のまま放置せず、必ず次のステータス(「書類選考中」「不採用」など)に変更する。

この一手間をかけるだけで、AIは飛躍的に賢くなります。設定して終わりではなく、応募が来るたびにステータスを更新する。このサイクルを回すことこそが、自動アプローチ機能を真に「賢く使う」ための、そして採用成功を掴むための最大の秘訣なのです。

利用上の注意点とQ&A

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非常に強力な自動アプローチ機能ですが、利用する上で事前に知っておきたい注意点や、よくある質問がいくつかあります。安心して機能を活用するために、最後にここで確認しておきましょう。

利用上の注意点

  1. マッチング精度は100%ではありません
    AIは高精度なマッチングを目指しますが、求職者がプロフィールに登録している情報に基づいて判断するため、100%正確ではありません。稀に、設定条件に合致しない候補者にアプローチが送信される可能性もあります。
  2. 必須条件の絞り込みすぎに注意
    必須条件を細かく設定しすぎると、アプローチ対象者が少なくなり、機能の効果を十分に得られない可能性があります。必須条件は、設定した項目を”すべて満たす”候補者だけを対象とするため、項目を増やすほど対象者は減少します。「これだけは絶対に譲れない」という最低限の条件に留め、「歓迎条件」を活用してAIの学習を促す運用を心がけましょう。

よくある質問(Q&A)

Q. アプローチした求職者のリストや、送信履歴は確認できますか?

A. いいえ、現時点では送信先のリストや送信履歴を確認する機能はありません。システムが最適な候補者を自動で選定し、アプローチを行います。

Q. 自動アプローチは、同じ求職者に何回も送られますか?

A. 一度アプローチを送った求職者に対しては、一定期間、同じ求人から再度アプローチが送られることはありません。ただし、求人が異なれば(例:別の職種の求人)、同じ求職者にアプローチが送られる可能性はあります。

Q. 自動アプローチ経由の応募かどうかは、どうやって分かりますか?

A. はい、分かります。自動アプローチ経由で応募があった場合、応募者管理画面や応募通知メールに「自動アプローチからの応募者」というラベルが表示されます。これにより、どの応募が機能による成果なのかを明確に把握し、効果測定を行うことができます。

まとめ:Indeed自動アプローチで「攻める採用」へ

本記事では、Indeedの新機能「自動アプローチ」について、その仕組みから具体的なメリット、成功のための“賢い使い方”までを解説してきました。

日本の労働市場における「待ち」の採用では、出会える人材に限界があります。貴重な採用機会を逃さず、本当に求める人材にアプローチするためには、企業側から能動的に働きかける「攻めの採用」への転換が不可欠です。

Indeed自動アプローチ機能は、まさにその転換を強力に後押しするツールです。

  • 採用工数を削減し、コア業務に集中できる環境を整える。
  • 応募の母集団を広げ、これまで出会えなかった候補者と接点を持つ。
  • AIの学習機能を活用し、マッチングの質を継続的に高めていく。

そして何より、「応募者ステータスの更新」という一手間を加えるだけで、AIが自社に最適化された優秀なリクルーターへと成長していくのです。

追加費用なしで、いつものIndeed有料掲載の予算内で始められるこの機能を使わない手はありません。
「待つ採用」から、欲しい人材を掴みに行く「攻める採用」へ。
Indeed自動アプローチ機能を活用して、貴社の採用活動を次のステージへと進化させましょう。

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Indeed自動アプローチは強力なツールですが、「自社に最適な条件設定がわからない」といったお悩みはありませんか?内藤一水社では、Indeedの専門知識を持つプロが貴社に最適な活用法をご提案。戦略的な運用代行を通じて、採用成果の最大化を支援します。

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