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2025年、Indeed(インディード)を取り巻く採用環境は大きな転換点を迎えています。
長年にわたり多くの企業が利用してきたクローリングによる求人掲載が終了し、新たな求人配信プラットフォーム「Indeed PLUS」が本格始動。また、これまでの”キーワード偏重”から、求職者との”マッチング”を重視するアルゴリズムへと進化を遂げています。
「以前の方法では、求める人材からの応募が来ない」
すでに採用担当者様の中には、こうした変化を肌で感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事は、そんな変化の激しい時代を乗り越えるための指針として、Indeed掲載の基本から費用対効果の考え方、そして新たな潮流である「Indeed PLUS」を最大限に活用し、採用成果を向上させる実践的な手法まで詳しく解説します。長年培ってきた弊社の知見を凝縮したこの記事が、貴社の採用活動を成功へと導く一助となれば幸いです。

プロによるIndeed運用診断
Indeed PLUS時代の採用戦略、自社だけで運用するには限界があると感じていませんか?Indeedの認定ゴールドパートナーである当社が貴社の現状を分析し、本記事で解説する5大戦略に基づき、応募数を最大化するための具体的なプランをご提案します。
まずはこちらから無料相談目次
今や採用活動の定番ツールとなったIndeedですが、その本質的な特徴を改めて整理しておきましょう。他の求人サイトとは異なる独自性を理解することが、効果的な活用への第一歩となります。
Indeedを単なる「求人サイト」の一つだと考えてしまうと、その真の価値を見落としてしまいます。その最大の特徴は、インターネット上に存在する膨大な求人情報を集約し、求職者が効率的に仕事を探せる環境を提供している点にあります。
求職者の立場で考えてみてください。以前であれば、リクナビNEXT、マイナビ転職、エン転職といった各求人サイトを個別に訪問し、それぞれで検索する必要がありました。しかしIndeedなら、キーワードと勤務地を一度入力するだけで、さまざまなサイトの求人情報を横断的に閲覧できます。この利便性は、求職者にとって圧倒的なメリットです。
一方、企業側から見れば、その圧倒的な利用者数こそが最大の魅力です。転職を検討し始めたばかりの潜在層から、今すぐ働きたいと考えている顕在層まで、幅広い求職者に対して自社の求人を届けることが可能になります。求職者が集まる場所に、企業の採用情報も集まる。この好循環がIndeedを世界最大級のプラットフォームへと押し上げているのです。
より詳しい仕組みや、他の求人サイトとの根本的な違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

2025年、Indeedへの求人掲載は、その仕組みが大きく変わりました。かつての常識はもはや通用しないといっても過言ではありません。現在の仕組みを正しく理解し、自社に適した方法を選択することが重要です。
まず知っておくべきは、多くの企業が長年活用してきた「クローリング掲載」が原則として廃止されたことです。求人サイトや自社の採用サイト、ATS(採用管理システム)で作成・公開した求人情報をIndeedが自動で読み込み掲載する「クローリング」という仕組みは、2025年6月末で終了しました。
この大きな方針転換は、単なる掲載方法の見直しではありません。Indeedが応募体験を「Indeedエントリー」に統一し、求人掲載から応募管理までを自社プラットフォーム内で完結させる「総合的な採用プラットフォーム」へと進化しようとする、明確な戦略転換と言えるでしょう。
直接投稿は、Indeedの管理画面から直接求人情報を入力し、掲載する最も基本的な方法です。
Indeedエントリー機能やIndeed PLUSに対応したATS(採用管理システム)を利用して求人を作成・管理し、Indeedへ掲載する方法です。Airワーク 採用管理をはじめ、多くのATSがこの連携に対応しています。
Indeedに求人情報を掲載する具体的な方法については以下の記事も併せてご確認ください。
上記2つの方法で掲載した求人は、どのように求職者へ届くのでしょうか。ここで重要な役割を果たすのが、現在のIndeed採用の中核となっている『Indeed PLUS』という仕組みです。
注目すべき点は、「直接投稿」と「ATS連携」、どちらの方法で掲載しても、作成された求人はこのIndeed PLUSのネットワークを通じて配信することができる(有料)ということです。
これはつまりIndeed PLUSを利用すれば、リクナビNEXTやタウンワーク、フロム・エー ナビといった国内の主要な求人サイトにも、求人内容や求職者の行動パターンに応じて自動で最適化・配信されることを意味します。一度の求人作成で、以前とは比較にならないほど広く、多様な求職者層へアプローチできるようになったのです。
このIndeed PLUSの効果を最大限に引き出すことこそが、現代のIndeed採用における成功の要諦と言えるでしょう。

採用活動において、費用対効果は避けて通れない重要なテーマです。Indeedは無料で始められる手軽さがある一方で、戦略的に投資することで成果を最大化できる有料掲載の仕組みも用意されています。
無料掲載と有料掲載の主な違いを以下に整理しました。
| 無料掲載 | 有料掲載(スポンサー求人) | |
|---|---|---|
| 掲載費用 | 完全無料 | クリック課金制 (費用は任意で設定可能) |
| 求人の表示 | 通常の検索結果に表示 (新着情報が優先されやすい) |
検索結果の目立つ場所に表示されやすい |
| Indeed PLUS (提携サイトへの配信) |
対象外 (Indeed内のみでの表示) |
利用可能 (リクナビNEXTなど提携サイトにも表示される可能性がある) |
| 効果測定 | 応募者管理など基本的な機能のみ | 詳細なパフォーマンス分析が可能 |
| こんな企業に | ・採用コストをかけられない ・まずはお試しで使ってみたい |
・急募の求人がある ・専門職など応募が集まりにくい ・より多くの求職者にアピールしたい |
Indeedの最大の魅力は、何と言ってもその圧倒的なコストパフォーマンスと柔軟性にあります。初期費用や掲載料はもちろん、採用が決まった際の成功報酬も一切かかりません。予算が限られている場合でも、リスクなく求人活動をスタートできるのです。
さらに、多くの求人媒体に見られるような掲載期間の縛りや、掲載できる求人数の上限もありません。「通年で募集したい職種」や「複数の職種を同時に募集したい」といったニーズにも柔軟に対応できる点は、大きな利点と言えるでしょう。
しかし、その手軽さの裏には、見過ごせない「落とし穴」が存在します。
最も大きな課題は、有料の「スポンサー求人」が検索結果で優先的に表示されるため、無料掲載は求職者の目に触れる機会が構造的に限られてしまう点です。無料掲載は基本的に新着順で表示され、時間の経過とともに検索結果の下位へと埋もれていきます。多くの求職者が検索結果の最初の数ページしか見ないという現実を考えると、これは致命的な弱点になりかねません。
また、応募数やクリック数といった基本的な数値は確認できるものの、詳細なパフォーマンスデータを得て分析するには限界があります。「なぜ応募が集まらないのか」をデータに基づいて深く掘り下げ、求人内容を最適化していくことが難しいという、運用上の課題も抱えているのです。
有料掲載は「スポンサー求人」とも呼ばれ、無料掲載の求人よりも目立つ場所に優先的に表示される仕組みです。これにより、求職者に見てもらえる機会が飛躍的に増加し、応募数の向上が期待できます。
しかし、その真価は単にIndeed内での露出が増えるだけではありません。
最大のメリットは、Indeed PLUSの効果を最大限に活用できる点にあります。有料掲載を行うことで、リクナビNEXTやタウンワークなど国内の主要な提携サイトにも求人が配信されるようになります。これにより、「国内主要求人サイト利用者の最大約7割※にリーチできる(※株式会社ヴァリューズ シェア調査 2024年6月)」という、無料掲載とは比較にならない圧倒的なリーチ力を手に入れることができるのです。
料金体系は「クリック課金モデル」が採用されています。これは、求人情報が表示されただけでは費用は発生せず、求職者がその情報をクリックし、詳細を閲覧した時点で初めて料金がかかるという仕組みです。1クリックあたりの費用は入札形式で変動し、あらかじめ設定した予算内で運用できるため、無駄なコストを抑えながら効果的な露出が可能です。
では、自社はどちらを選ぶべきなのでしょうか。無料掲載と有料掲載は、どちらか一方を選ぶというよりも、自社の採用フェーズやポジションの緊急性に応じて使い分けることが重要です。
結論として、無料掲載と有料掲載は二者択一の関係ではありません。
まずは無料で掲載を始め、応募状況を見ながら必要に応じて有料掲載へ切り替える、あるいは「急募のA職種は有料、通年募集のB職種は無料」といった併用も非常に有効な戦略です。
無料掲載に固執するあまり採用機会を逃してしまっては、本末転倒になってしまいます。自社の採用課題と緊急度を冷静に見極め、最も成功確率の高い選択をすることが、賢明な判断と言えるでしょう。

Indeedの仕組みや料金体系を理解した上で、次に問われるのは「では、具体的にどうすれば応募が集まるのか?」という実践的な戦術です。Indeed PLUSの登場により、その効果を最大化する運用手法は、従来以上に戦略的なアプローチを求められるようになりました。
ここでは掲載から改善まで、採用成功に不可欠な5つの戦略を解説します。
すべての基本は、求人原稿の質にあります。Indeed PLUSによってどんなに多くの求職者に求人が届いても、内容に魅力がなければ応募には至りません。では、心を動かす原稿とは何でしょうか。それは、「何を」「どう」書くかという2つの軸で構成されます。
まず、求職者が本当に知りたい情報を網羅的に伝えるための骨格が必要です。私たちはそれを「4つのP」と呼んでいます。
これらの要素をバランス良く盛り込むことで、求職者は企業と仕事の全体像を立体的に理解し、自身が働く姿を具体的にイメージできるようになります。
伝えるべき内容が決まったら、次はその「伝え方」が重要になります。数多ある求人の中から自社を選んでもらうためには、心に響く表現が不可欠です。
これらの骨格と表現術を駆使して初めて、求人原稿は単なる「募集要項」から、未来の仲間への「魅力的な招待状」へと変貌するのです。
かつてのIndeed運用は、求職者が検索しそうなキーワードをいかに原稿に盛り込むか、という対策が中心でした。しかし、Indeed PLUSが主流となった今、その考え方は過去のものとなりつつあります。これからのIndeedは、求職者の「検索行動」だけでなく、Indeed上に登録された「プロフィール(スキルや職務経歴)」や「閲覧履歴」といった様々なデータをAIが解析し、最適な求人を「推薦(レコメンド)」する動きが飛躍的に強化されているからです。
つまり、小手先のキーワード対策よりも、自社の求人情報をいかに正確かつ豊富にIndeedのシステムへ伝えるかという「マッチング戦略」への転換が求められています。そのために、企業が今すぐ活用すべき具体的な機能とデータがあります。
もはや求職者だけを意識する時代は終わりました。IndeedのAIという、もう一人の"採用担当者"に向けて、正確な情報を伝えること。それが、出会うべき人材と確実に出会うための新時代のマッチング戦略です。
求人掲載は、公開したら終わりではありません。むしろ、そこからが本当のスタートです。「きっと多くの人が見てくれているはず」「内容は魅力的なはずだ」といった感覚的な期待を一度捨て、客観的なデータと向き合うこと。このデータに基づいたPDCAサイクルを回し続けることこそが、継続的に成果を出すための唯一の道筋です。
まず注目すべきは、Indeedの管理画面で確認できる3つの基本的な指標です。これらは、自社の求人活動における「健康診断」の結果だと捉えてください。
これらのデータという「声なき声」に耳を傾け、「なぜこの数値が低いのか?」という問いを立て、改善の仮説を立てて実行(Action)する。そして、その結果を再びデータで検証(Check)する。この地道な繰り返しこそが、感覚的な採用活動から脱却し、成功確率を着実に高めていくための、最も確かな方法なのです。
「Indeedエントリーによって、Indeed上で求人検索から応募までを完結できるようになった。それなら、もはや自社の採用サイトは不要なのではないか?」
そう考えるのは、無理もありません。しかし、その考えは採用機会の大きな損失に繋がりかねません。応募プロセスが簡略化された今だからこそ、採用サイトの役割は形を変え、むしろその重要性を増しているのです。
応募のハードルが下がったことで、求職者は以前よりも気軽に「応募ボタン」を押せるようになりました。しかし、本気度の高い求職者ほど、応募の「前」に、「この会社は本当に自分に合っているのだろうか?」という最終確認のために、必ず企業名で検索し、公式サイトや採用サイトを訪れます。
Indeedの求人票は、あくまでフォーマット化された「募集要項」。伝えられる情報には限界があります。一方で、自社の採用サイトは、求人票だけでは伝えきれない「企業としての想い」や「働く社員のリアルな表情」、「独自の社風」といった、いわば企業の“体温”を伝えるための、自由な表現が許された空間です。
社員インタビュー、一日の仕事の流れ、プロジェクトの裏話、ユニークな福利厚生。こうした血の通ったコンテンツは、求職者が抱く最後の不安を払拭し、「この仲間たちと働きたい」という強い入社意欲を醸成します。Indeedはあくまで幅広い求職者と出会うための「入口」。そして自社の採用サイトは、その出会いを確かなものにし、応募者の心を掴む、最も重要な「入社の決め手」となるのです。
ここまでの戦略を実行するには、相応のリソースと専門知識が求められます。
「採用担当者が他の業務と兼任している」
「社内に運用のノウハウが蓄積されていない」
そうした課題を抱える企業にとって、「運用代行」は有力な選択肢となり得ます。実績豊富な代理店に依頼することで、最新のアルゴリズムに対応した専門的な運用が可能になるだけでなく、採用担当者は候補者とのコミュニケーションといった本来注力すべき業務に集中できます。重要なのは「丸投げ」にするのではなく、自社の採用目標を共有し、共にゴールを目指すパートナーとして代理店を選ぶ視点です。

はい、Indeedへの求人掲載は、採用が決定しても費用が発生しない完全無料で始めることが可能です。
ただし、無料掲載の求人は時間の経過と共に検索結果の下位に表示されやすくなるという注意点があります。常に求職者の目に触れさせたい場合や、急募の場合には、有料のスポンサー求人の利用が効果的です。
通常、求人情報を投稿してから数時間〜72時間以内にIndeedの掲載基準に沿った審査が行われ、承認され次第、検索結果に表示されます。
求人内容やアカウントの状況によっては、審査にそれ以上の時間がかかる場合もあります。
まず、Indeedによる審査がまだ完了していないケース。次に、求人情報がIndeedの掲載基準を満たしていないと判断されたケースです。また、アカウントの本人確認が完了していない場合も表示が保留されることがあります。数日経過しても表示されない場合は、Indeedのサポートへの問い合わせをお勧めします。
Indeed PLUSに対応しているATS(採用管理システム)は複数存在します。
代表的なものとして、リクルート社が提供する「Airワーク採用管理」があり、無料で利用を開始できるため、多くの場合最初の選択肢となります。その他にも、様々な特徴を持つ有料のATSが存在します。選定の際は、自社の採用規模や管理したい項目(選考プロセスの可視化、面接調整の自動化など)、予算に応じて、最もフィットするものを選ぶことが重要です。
クリック単価は、募集する職種や勤務地、採用市場における競合の数によって大きく変動するため、明確な相場というものは存在しません。
一般的には数十円から数百円の範囲で推移しますが、ITエンジニアなどの専門職や競合の多い人気職種では、1,000円を超えることもあります。当社のようなIndeed認定パートナーであれば、募集職種、勤務エリアに応じたクリック相場をお伝えすることも可能です、お気軽にご相談ください。
Indeedの有料広告は、長期休暇中でも停止せず継続運用が推奨されます。クリック課金型のため、求職者が減れば自然に費用も抑えられます。また、お盆や年末年始は普段忙しい層が閲覧するなど潜在層への接触機会が増える時期です。過去のデータでも休暇中に応募数や効果が改善した例があり、停止による機会損失を避ける方が得策です。応募対応については原稿内で休暇中の連絡体制を明記しましょう。
有料広告の予算を増やすことは応募増加の有効な手段ですが、単に金額を上げるだけでは効果が出にくい場合もあります。応募を増やすには、ターゲット設定や原稿内容の改善、タグ設定による運用最適化が不可欠です。実際、予算集中で応募数が倍増した例や短期募集で即戦力採用に成功した事例もあります。応募単価だけでなく、採用までの歩留まり率を重視し、費用対効果を最大化する運用が重要です。
本記事では、2025年におけるIndeed採用の最新動向から、具体的な掲載方法、費用対効果の考え方、そして応募を集めるための5大戦略まで詳細にお伝えしてきました。時代の変化に対応し、これからの採用活動を成功へと導くために、最後に最も重要な要点を改めて確認しましょう。
結論として、2025年以降のIndeed採用を成功させるために最も重要なのは、「Indeed PLUS」を軸とした戦略的な情報発信と、データに基づいた継続的な運用改善、この両輪を回し続けることに他なりません。
この記事が、貴社の採用活動における確かな一歩を踏み出すための指針となれば幸いです。まずは本記事で解説した【戦略①:原稿】に立ち返り、自社の求人票が未来の仲間への「魅力的な招待状」となっているか、その点から見直してみてはいかがでしょうか。

プロによるIndeed運用診断
Indeed PLUS時代の採用戦略、自社だけで運用するには限界があると感じていませんか?Indeedの認定ゴールドパートナーである当社が貴社の現状を分析し、本記事で解説する5大戦略に基づき、応募数を最大化するための具体的なプランをご提案します。
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