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求人広告・メディア関連
採用を取り巻く環境は、Indeedエントリーの登場によって大きな変革期を迎えています。
かつては自社サイトの採用ページで求人情報を公開し、応募を募ることが一般的でしたが、今や求職者はIndeed上で求人検索から応募までを完結できる時代。
このような状況下で、
「自社サイトの採用ページは本当に必要なのか?」
「公開する意味があるのだろうか?」
といった疑問を感じている人事・採用担当者の方も少なくないのではないでしょうか。
本記事では、Indeedエントリーがもたらした変化を詳しく解説するとともに、それでもなお自社サイトの採用ページが重要である理由について掘り下げます。さらにこれからの時代に求められる自社採用コンテンツの方向性についてもご紹介。貴社の採用戦略をより一層強化するためのヒントと可能性を見出してください。
採用サイト制作のご相談なら
Indeedや求人ボックスなどで求人の閲覧から応募まで完結する時代だからこそ、ホームページは他社との差別化を図る貴重なツールとなります。単なる情報提供ではなく、デザイン・コンテンツを通じて求職者に御社の魅力を訴求できるホームページを、採用のプロである私たちと一緒に作りませんか?
採用サイト制作リーフレット目次
近年、インターネットの普及と技術の進歩により、求職活動のあり方は大きく変化しています。かつては求人情報誌やハローワークが主な情報源であったという時代もありましたが、現在では、多くの求職者がオンラインの求人検索エンジンや求人サイトを利用して仕事を探すようになりました。
このような状況下で、Indeedエントリーをはじめとする求人検索エンジンの応募機能が普及し、求職者の応募行動はますます変化しています。
求人検索エンジンの利用が一般的になるにつれて、「自社サイトの採用ページで求人情報を公開し、エントリーを募ることに意味があるのか?」という疑問を感じている採用担当者も多いのではないでしょうか?
Indeedエントリーのように、求職者がプラットフォーム上で簡単に応募できる機能が登場したことで、自社サイトに採用コンテンツを掲載する意義やそのコンテンツをどのように進化させるべきかについて、改めて検討する必要性が高まっていると言えるでしょう。
まずはIndeedエントリーについての理解を深め、その上で自社サイトの採用コンテンツが依然として重要である理由、そして今後どのような方向に進んでいくべきかについて順番に見ていきましょう。
「Indeedエントリー」とは、求職者がIndeedのプラットフォーム上で求人を見つけ、応募する際、外部の採用サイトに遷移することなく、Indeed上だけで応募が完結する機能です。求職者は、すでにIndeedに登録してある履歴書情報などを利用して、簡単な操作で応募することができます。この機能の導入により、求職者は情報入力の手間やステップが大幅に削減されより手軽に応募できるようになりました。
Indeedエントリーは、「プロフィールのみでカンタン応募」や「履歴書添付必須」など、エントリーフォームのカスタマイズが可能です。前者は氏名、住所、電話番号などの基本情報のみで応募が可能であり、後者は、Indeedに登録された履歴書を添付して応募する形式です。企業は募集する職種やターゲット層に応じて、これらの応募方法を選択することができます。
Indeedエントリーは、求職者にとって応募のハードルを下げ、スピーディーな応募を可能にするという大きなメリットがあります。また、モバイルデバイスでの応募にも最適化されており、場所や時間を選ばずに応募しやすい環境が提供されています。
一方、企業にとっても、応募プロセスの簡略化により応募数の増加が期待できるという利点があります。
Indeedは2025年7月1日を目処に、IndeedおよびIndeedPLUS連携求人サイトに掲載される全ての求人情報において、Indeedエントリー機能を標準化することを発表しています。これに伴い、2025年6月30日をもって、従来のクローリングによる求人情報の掲載は原則として終了となります。
クローリングとは、企業の採用ページにある求人情報をIndeedのシステムが自動的に読み込んで掲載する方法でしたが、今後は、企業が直接Indeedに求人情報を投稿するか、Indeedと連携している採用管理システム(ATS)などを利用して掲載する方法が主流となります。この変更は、求人情報の品質向上と応募プロセスの統一化を図ることを目的としています。
求人ボックスやスタンバイなどの他の主要な求人検索エンジンも、同様のエントリー機能を実装しています。求人ボックスでは、「かんたん応募」という機能があり、求職者は求人ボックス内で直接応募できます。スタンバイも、求人検索から応募までの流れをプラットフォーム内で完結させる機能を提供しています。
このように、主要な求人検索エンジンが同様の機能を備えていることは、オンラインにおける求職活動の標準的な流れとなりつつあることを示唆していると言えるでしょう。
Indeedエントリーをはじめとする求人検索エンジンの直接応募機能は、求職者と企業双方にとって高い利便性を提供しています。このような状況において自社サイトの採用ページはどのような役割を担うべきなのでしょうか?
単なる情報提供ではなく、魅力的なデザイン、自由なコンテンツを通して、求職者に企業の魅力を訴求するツールとして活用することをお薦めします。
自社サイトの採用ページは、企業の理念やビジョン、独自の文化、働く環境などを深く掘り下げて伝えることができる唯一のプラットフォームです。Indeedなどの求人検索エンジンでは、どうしてもフォーマットが統一され、情報量にも制限があるため、企業の個性を十分に表現することは困難です。
自社サイトであれば、写真、動画、従業員のインタビューなどを豊富に活用し、企業の魅力を多角的に伝えることができます。これにより求職者は単なる募集要項だけでなく、企業の雰囲気や価値観に共感し、入社意欲を高めることができるのです。
自社サイトでは、募集職種の仕事内容、キャリアパス、福利厚生、研修制度など、Indeedなどのプラットフォームと比較して、より詳細な情報や独自のコンテンツを自由に発信できます。これにより求職者は入社後の具体的なイメージを持ちやすくなり、企業と求職者の間のミスマッチを防ぐ効果も期待できます。また、企業の歴史や沿革、社会貢献活動などを紹介することで、企業への信頼感や共感を育むことも可能です。
自社サイトの採用ページでは、企業の求める人物像に合致する層に特化した情報を発信することができます。例えば、若手層をターゲットとする場合は、成長機会や研修制度を強調したり、経験者層をターゲットとする場合は、裁量権の大きさやキャリアアップの可能性をアピールしたりするなど、コンテンツを調整することで、より効果的に訴求できます。Indeedなどのプラットフォームでは、このような細やかなターゲティングは難しいため、自社サイトならではの強みと言えるでしょう。
自社サイトの採用ページは、SEO(検索エンジン最適化)対策を行うことで、GoogleやYahoo!などの検索エンジンからの自然流入を増やすことができます。適切なキーワード設定やコンテンツの充実により、求職者が企業名や関連キーワードで検索した際に、自社サイトを上位表示させることが可能となり、採用活動の効率化やコスト削減に繋がります。Indeedなどのプラットフォームに依存するだけでなく、自社サイトからの流入を増やすことは、長期的な採用戦略において非常に重要です。
自社サイトでは、お問い合わせフォームやメールマガジン登録などの機能を通じて、応募者と直接的なコミュニケーションを取ることができます。これにより、求職者の疑問や不安に個別に対応したり、企業情報を継続的に提供したりすることで、より深い関係性を構築し、入社意欲を高めることができます。Indeedエントリーのようなプラットフォームを介したコミュニケーションだけでなく、自社サイトを通じた直接的な繋がりは、採用活動の成功に大きく貢献します。
特徴 | Indeedエントリー | 自社採用ページ |
---|---|---|
ブランディング | 限定的。 プラットフォームのフォーマットに準拠。 |
企業の理念や文化、働く環境などを深く伝え、共感を生むことができる。 写真、動画、従業員インタビューなどを活用し、独自の魅力を表現可能。 |
情報発信の自由度 | 制限あり。 プラットフォームの規定に従う必要あり。 |
無制限。募集要項だけでなく、企業情報、キャリアパス、福利厚生など、 詳細な情報を自由に掲載可能。 |
ターゲット層への訴求 | 広範囲の求職者への アプローチが中心。 |
自社の求める人物像に合致する層に特化した情報を発信できる。 コンテンツを調整することで、特定の層に効果的に訴求可能。 |
SEO対策 | プラットフォームの SEOに依存。 |
独自のSEO対策により検索エンジンからの自然流入を増やし、 認知度向上に繋がる。 |
直接的なコミュニケーション | プラットフォームを介した コミュニケーションが中心。 |
お問い合わせフォームやメールマガジン登録などを通じて、 応募者と直接的なコミュニケーションを取り、関係性を構築できる。 |
応募数 | 簡便なため、 増加が期待できる。 |
コンテンツの質やSEO対策によって左右されるが、 質の高い応募者の獲得に繋がりやすい。 |
費用 | 基本的に無料。 (有料オプションあり) |
サイト構築・運用費用が発生するが、 長期的な視点で見ると費用対効果が高い場合がある。 |
Indeedエントリーをはじめとする外部プラットフォームの活用は不可欠となりつつありますが、自社サイトの採用コンテンツは、企業の個性や魅力を深く伝え、共感を育むための重要なツールとなります。
ここでは、その価値を最大限に引き出すためのアイデアや戦略をさらに掘り下げていきましょう。
企業の理念やビジョン、社員の入社理由やキャリアパス、プロジェクトの成功秘話などをストーリーとして語ることで、求職者の感情に訴えかけ、共感を呼び起こすことができます。
例えば、成功談だけでなく、失敗から学び成長したストーリーを共有することで、より人間味あふれる企業イメージを醸成することができるでしょう。
職場の雰囲気、社員のインタビュー、仕事の様子などを動画で伝えることで、テキストや画像だけでは伝わりにくい企業のリアルな情報を効果的に発信できます。動画は、求職者の記憶に残りやすく、入社後のイメージを具体的にするのに役立ちます。
社員が日々の業務や会社の出来事、専門知識などを発信するブログや、企業の公式SNSアカウントと採用ページを連携させることで、求職者に対してよりリアルでタイムリーな情報を提供できます。社員の生の声は、企業の文化や雰囲気を伝える上で非常に効果的であり、求職者の信頼感や親近感を高めることに繋がります。
会社説明会、インターンシップ、キャリアフェアなどの採用イベント情報を、自社採用ページで積極的に発信することは、求職者との直接的な接点を設ける上で非常に重要です。イベントの詳細な内容、スケジュール、参加方法などを分かりやすく掲載し、求職者の参加を促します。オンラインイベントの情報も積極的に発信することで、より多くの求職者にアプローチできます。
応募者が抱く可能性のある疑問(応募資格、選考プロセス、待遇など)をFAQ形式でまとめ、採用ページに掲載することで、応募のハードルを下げ、採用担当者の問い合わせ対応の負担を軽減できます。
採用ページのアクセス状況、離脱率、応募数などのデータを定期的に分析し、その結果に基づいてコンテンツやデザインを継続的に改善していくことが、効果的な採用戦略を実現するために不可欠です。どのコンテンツが求職者に響いているのか、どの部分で離脱が多いのかなどを把握し、改善策を実行することで、採用ページの効果を最大化できます。
本記事ではIndeedエントリーをはじめとする求人検索エンジンの直接応募機能が普及する現代においても、自社サイトの採用ページが依然として重要な役割を担っている理由について詳しく解説してきました。
今後の採用活動においては、Indeedエントリーなどの外部プラットフォームと自社採用ページを戦略的に連携させ、それぞれの強みを最大限に活かすことが重要です。自社採用ページを単なる情報発信の場として捉えるのではなく、ストーリーテリング、動画コンテンツ、社員ブログ、採用イベント情報、FAQ、データ分析に基づく改善などを積極的に取り入れ、求職者にとって魅力的で、かつ企業が求める人材を引き寄せるための強力なツールへと進化させていく必要があります。
採用担当者の皆様は、自社採用ページの持つ可能性を改めて認識し、積極的にコンテンツを充実させ、戦略的な活用を図ることで、競争の激しい採用市場において他社との差別化を図り、優秀な人材の獲得に繋げていただきたいと思います。
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Indeedや求人ボックスなどで求人の閲覧から応募まで完結する時代だからこそ、ホームページは他社との差別化を図る貴重なツールとなります。単なる情報提供ではなく、デザイン・コンテンツを通じて求職者に御社の魅力を訴求できるホームページを、採用のプロである私たちと一緒に作りませんか?
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