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2025年3月末に迫るIndeedのクローリング終了という変化に、どのように対応すべきかお悩みではありませんか?
Indeedのクローリングによる求人掲載が終了することにより、これまで自動的にIndeedに掲載されていた求人情報が2025年4月以降掲載されなくなる可能性があります。
特にIndeed経由での採用に注力してきた企業にとっては採用戦略の根幹に関わる問題と言えるでしょう。
本記事ではクローリング終了の背景から企業が受ける影響、そして具体的な対策までを解説します。特にクローリング終了後の代替手段となる「求人ボックス」の活用に焦点を当て今後の採用戦略再構築の方法を提示します。不安を解消し、未来に向けた採用活動の一歩を踏み出すために、ぜひ最後までお読みください。
Indeedのクローリング終了でお困りなら
内藤一水社はIndeedの特別認定「Silver+ Partners」として、Indeedや求人ボックスを活用した最適な戦略立案から運用改善まで、一貫したサポートで貴社の採用成功を支援します。まずはお気軽にご相談ください!
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「クローリング」という言葉に聞き馴染みがない方もいらっしゃるかもしれません。
クローリングとは、インターネット上に公開されている情報を自動的に収集して整理する仕組みのことを指します。
具体的に求人情報に置き換えて考えてみましょう。
企業の人事・採用担当者が自社の採用サイトやATS(採用管理システム)に求人情報を掲載すると、クローラーというロボットがその情報を発見し、収集します。収集された求人情報はIndeedのような求人検索エンジンのデータベースに登録され、求職者がIndeed上で求人情報を検索できるようになるのです。
これまでIndeedは、このクローリングという技術を駆使してインターネット上の求人情報を幅広く集めてきました。
人事・採用担当者の皆様は、自社採用サイトやATSに求人情報を掲載しておけば、特に何もしなくてもIndeedに自動的に求人情報が掲載されていたという経験をお持ちではないでしょうか。
これはまさにクローリングの働きによるものです。クローリングのおかげで、人事・採用担当者は求人情報を求人メディアごとに一つ一つ登録する手間を省き、効率的に多くの求職者へ情報を届けられていたのです。
クローリングによる求人掲載と並んで、Indeedへの求人掲載方法として「直接投稿」という方法があります。
クローリングは先ほど説明した通り、インターネット上のウェブサイトを自動的に巡回するロボット(クローラー)が、求人情報を収集する仕組みです。
一方、直接投稿は、企業がIndeedの管理画面から直接求人情報を登録する方法です。求人情報を一つ一つ手動で入力する、あるいはCSVファイルをアップロード(※)して一括登録します。
(※)求人情報の一括アップロード機能は、「スポンサー求人」を利用されている方向けとなります。
クローリング、直接投稿にはそれぞれメリット、デメリットが存在します。
クローリングのメリット、デメリット
直接投稿のメリット、デメリット
今回のIndeedの仕様変更により、クローリングでの求人掲載が終了となるので、検索エンジンの仕様変更等の影響を受けやすいという点は、クローリングの大きなデメリットとなりました。
一方で、直接投稿は今回のIndeedエントリー標準化に対応しており、仕様変更後も引き続き活用できる有効な手段です。
さらに、直接投稿を行うことで、リクナビ・タウンワークとの連携機能である「Indeed+ (プラス)」が利用可能になる点は、採用チャネルを拡大する上で見逃せないメリットと言えるでしょう。
長らく求人掲載の選択肢の一つであったIndeedのクローリングによる求人掲載が、2025年3月末をもって終了することがIndeed公式より発表されています。
公式発表によるクローリングの廃止理由は「求職者と企業双方にとって、より質の高い求人情報を提供するため」とされています。
具体的にはIndeedおよびIndeed+ (プラス)連携求人サイトに掲載される全ての求人情報において、Indeed上で簡単に求人応募が可能となる機能「Indeedエントリー」を適用・標準化することで、求職者は仕事の検索から応募・企業とのやりとりなどの過程をIndeed上で全ておこなえるようにするためです。
このタイミングでクローリングが終了する背景には、Indeedのビジネス戦略の大きな変化が考えられます。
近年Indeedは、リクナビ・タウンワーク等との連携機能である「Indeed+ (プラス)」を拡充するなど、求人掲載の更なる多様化を進めています。また、Indeedエントリーを標準化することで、Indeedは求人掲載だけでなく応募受付、選考管理、そして採用決定に至るまで一連の採用活動を自社プラットフォーム内で完結させようとしています。
クローリング終了は、これらの戦略転換を加速させる重要な施策として企業と求職者をよりダイレクトに繋ぎ、データに基づいた効果的な採用活動を支援することで、求人プラットフォームから包括的な採用プラットフォームへと進化していくIndeedの明確な意思表示と言えるでしょう。
Indeedエントリー連携必須化の対応期間が、2025年3月末から2025年6月30日(予定)へ延期になったことが、Indeedより発表されました。
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▼Indeedエントリー連携必須化対応期間
(変更前)2025年3月31日(月)
(変更後)2025年6月30日(月)(予定)
▼期限延期理由
お客様から多くのIndeedエントリー連携ご要望をいただいたため
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Indeedエントリー連携必須化対応期限が延期されたことにより、暫定的ではありますが2025年4月以降もIndeedエントリー連携されていない求人情報がIndeedへ掲載可能となります。
Indeedのクローリング終了は、これまでクローリングによる求人掲載を実施してきた企業にとって、求人露出の大幅な減少という直接的な影響をもたらします。2025年3月末でクローリングが終了すると、2025年4月以降、クローリングで収集されていた求人情報はIndeedに掲載されなくなります。
つまり、自社採用サイトやATSに求人情報を掲載しているだけで自動的にIndeedに求人が掲載されていた企業は、何らかの対策を講じなければなりません。これまでIndeed経由での応募が多かった企業ほど、この影響は大きく、採用活動全体に深刻な影響を及ぼす可能性も考えられます。
一方で、直接投稿でIndeedに求人掲載を行っている企業については、今回のクローリング終了による直接的な影響はありません。
直接投稿は、今回のIndeedエントリー標準化の対象であり、今後も引き続きIndeedに求人掲載が可能です。
むしろ、Indeedはクローリング終了を機に、直接投稿への移行を強く推奨しています。
Indeedのクローリング終了と合わせて、もう一つ重要な変更点があります。
それはリクルートが運営する主要求人メディア、「タウンワーク」「フロム・エー ナビ」「はたらいく」「とらばーゆ」「リクナビ派遣」「リクナビNEXT」への直接掲載(掲載課金)も、2025年3月末をもって終了するということです。
ただし、これらの求人メディアは、求職者向けサービスとして「タウンワークネット」「フロム・エー ナビ」「はたらいく」「とらばーゆ」「リクナビ派遣」「リクナビNEXT」といった形で、今後もサービス自体は継続されます。
企業がこれらの求人メディアに求人情報を掲載するには、「Indeed+ (プラス)」経由での掲載となります。
Indeedを引き続き利用し、さらにIndeed+ (プラス) を活用することで、企業は掲載チャネルを拡大し、より広範な求職者層、特にリクナビNEXT・タウンワークのユーザー層へのリーチを強化することができます。
これまでIndeedのみを活用してきた企業にとっては、新たな採用戦略を構築する上で、Indeed+ (プラス) は有力な選択肢となるでしょう。
Indeedのクローリング終了は、クローリング掲載に依存してきた企業にとっては、求人露出の減少というネガティブな影響をもたらす可能性があります。
しかし、直接投稿への移行など、引き続きIndeedを利用する方法を模索し、さらにIndeed+ (プラス) の活用を視野に入れることで、この変化をチャンスに変えることができるでしょう。
Indeedのクローリング終了の影響を受ける企業は、採用活動への悪影響を最小限に抑えるため、適切な対策を講じる必要があります。
そこで、人事・採用担当者の皆様が検討すべき4つの対応策をご紹介します。
今回のIndeedの仕様変更のポイントは、「Indeedエントリー」の標準化です。
そのため、最も根本的な対応策としては、自社で展開する求人情報をIndeedエントリーに対応させることが考えられます。
クローリング元となる自社採用サイトをIndeedエントリーに対応させることは現実的ではない
現在クローリング元となっている自社採用サイトを、Indeedエントリーに対応させることで、クローリング終了後も引き続きIndeedに求人情報を掲載することが可能です。
しかし、Indeedエントリーに対応するためには、ウェブサイトのシステム改修や技術的な対応が必要となり時間、コスト、技術的な複雑さを考慮すると、現実的な選択肢とは言えません。
Indeedエントリー実装済みのATSへの移行
より現実的な対応策として、Indeedエントリー実装済みのATS(採用管理システム)への移行が挙げられます。
ATSの中には、Indeedエントリーに標準対応しているものが多数存在します。
これらのATSを導入することで比較的容易にIndeedエントリーに対応し、クローリング終了後もスムーズにIndeedへの求人掲載を継続することが可能です。
ATSの導入は、Indeedエントリー対応だけでなく、採用業務全体の効率化にも繋がるというメリットもあります。
応募者管理、選考プロセス管理、データ分析など、ATSが提供する豊富な機能は企業の採用活動を質的に向上させるでしょう。
ただし、ATSの導入には、初期費用や運用費用が発生するケースがあります。
ATS導入を検討する際は、費用対効果を十分に評価検討し、自社の採用規模や課題に合ったシステムを選ぶことが重要です。
もし、どのATSを選べばいいのか分からないという方がいれば、気軽に内藤一水社までご相談ください。
Indeedクローリング終了後の現実的な対応策として、Indeed直接投稿への切り替えは有力な選択肢の一つです。
これまでクローリングで自動掲載されていた求人情報を、今後は直接Indeedに投稿することで、引き続きIndeedでの求人掲載を継続できます。
直接投稿への切り替えは、比較的容易に進めることができます。
Indeedの管理画面からアカウントを開設し、求人情報を一つずつ入力するか、CSVファイルなどを利用してまとめて登録することも可能です。
多くの企業にとって、手軽で取り入れやすい対応策と言えるでしょう。
直接投稿へ移行する主なメリットは以下の2点です。
ただし、直接投稿の利用は、Indeed依存型戦略となる点に注意が必要です。
採用チャネルがIndeedに偏ることで、Indeedのアルゴリズムや仕様変更、利用規約の変更など、外部要因に左右されやすいリスクを考慮する必要があります。
Indeedに依存しすぎず、他の採用チャネルとのバランスも考えた戦略が重要となります。
Indeedのクローリング終了は、これまでIndeed中心の採用戦略をとってきた企業にとって採用チャネルを見直す良い機会となります。
Indeedに代わる代替の求人検索エンジンを活用することで、求人情報の露出機会を維持・拡大し、採用活動への影響を最小限に抑えることが可能です。
求人ボックスとは?
「求人ボックス」は「価格.com」「食べログ」を長年運営してきたカカクコムが、そのノウハウを活かし、求職者にとってシンプル且つ機能的なサイトになるよう構成された求人検索エンジンです。
月間訪問者数は1,000万人を超え、国内最大級の規模を誇ります。Indeedと同様にインターネット上に公開されている求人情報をクローリングで収集するだけでなく、企業が直接求人情報を投稿することも可能です。
Indeedに次ぐ多くの求職者が利用している求人ボックスは、月間1,000万人以上のアクティブな求職者が利用するため、多くの求職者への求人露出が期待できます。特に地方在住の求職者や幅広い年齢層へのリーチに強みがあります。
また、求人ボックスは、SEO対策にも強くGoogleなどの検索エンジンで求人関連のキーワードで検索した際に、上位に表示されやすい傾向があります。場合によっては広告費をかけなくても、オーガニック検索での上位表示から流入を増やし、多くの求職者に見つけてもらえる可能性があります。
さらに、有料広告の入札競争が、現時点では比較的緩やかであるという点もメリットです。
Indeedの有料広告は、多くの企業が利用するため入札競争が激化し、広告費用が高騰する傾向にあります。一方、求人ボックスの有料広告は、Indeedほど競争が激化していないため、費用対効果の高い広告運用が期待できます。
予算を抑えつつ、効果的な活動を行いたい企業にとって、求人ボックスは利用を検討するに値するプラットフォームと言えるでしょう。
求人ボックス以外にも、スタンバイ、Googleしごと検索など、様々な求人検索エンジンが存在します。
これらの求人検索エンジンも、それぞれ独自の強みや特徴を持っています。
自社の採用ターゲットや採用ニーズに合わせて、最適な求人検索エンジンを戦略的に活用し、Indeedに依存しすぎない採用チャネルの多角化を図ることで、より安定した採用活動を実現していきましょう。
Indeedのクローリング終了は、外部の求人プラットフォームへの依存度が高い採用戦略の脆弱性を露呈しました。
長期的な視点で見ると、自社採用サイトを強化し、求職者が自社サイトへ直接アクセスする流れを作ることは、外部要因に左右されない安定した採用基盤を構築する上で非常に重要といえるでしょう。
自社採用サイト強化とは、単に求人情報を掲載するだけでなく、求職者にとって価値のある情報を提供し、応募意欲を高めるための施策全般を指します。
具体的には、以下のようなコンテンツ強化が考えられます。
自社の採用サイトを強化するうえで、SEO(検索エンジン最適化)対策は欠かせません。求職者が検索しそうなキーワード(職種名、勤務地、雇用形態など)を慎重に分析し、それらを適切に取り入れた求人情報や企業紹介コンテンツを作成することが重要です。
また、技術的な面では、内部リンクの最適化(サイト内のページを適切にリンクさせ、検索エンジンに理解しやすい構造にする)、表示速度の改善などもSEO対策として効果的です。
さらに、SEO対策と並行してWeb広告を活用するのも有効な手段です。採用サイトの強化やSEO施策は即効性があるものではないため、リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告などを活用し、状況に応じてサイトへの流入を増やす施策を講じることが求められます。
Indeedのクローリング終了を受け、求人ボックスへの利用を検討する企業も多いでしょう。
ここでは求人ボックスへの移行を成功させるための具体的なステップと運用改善のポイントを解説します。
求人ボックスへの移行を始める前に、まずは現状分析と社内体制の確認を行い、スムーズな移行のための土台を築きましょう。
最初に、現在の採用フローと求人掲載状況を詳細に分析します。
これらの分析を通じて、Indeedクローリング終了が自社の採用活動に与える影響範囲を正確に把握し、求人ボックス移行の目的と目標を明確に設定します。
求人ボックスの運用体制については、既にIndeedの運用経験がある場合、必要最小限な準備で済むことが多いでしょう。
求人ボックスとIndeedは、求人検索エンジンとしての基本的な仕組みや管理画面の操作性において、類似点が多く、Indeed運用で培ったノウハウを求人ボックスでも応用できるためです。
移行の準備が整ったら、いよいよ求人ボックスへの掲載を開始します。
ここでは、具体的な移行プロセスとシステム連携のポイントを解説します。
求人ボックスへの求人掲載(直接投稿の利用)は、以下のステップで進めます。
直接投稿以外にも、求人ボックスとATSや自社採用サイトを連携することで求人掲載・運用をより効率化できます。
求人ボックスへの移行後も、掲載効果を最大化するためには、データ分析に基づいた継続的な運用改善が不可欠です。
主な指標として、以下のデータを定期的に分析することが重要です。
これらのデータを定期的に分析し、求人情報が求職者の目を引く内容になっているか、どのようなキーワードで検索されているか、応募につながりやすいキーワードは何かを分析し、改善を重ねることが重要です。また、有料広告を活用する場合は、費用対効果の最大化を意識した運用が求められます。
Indeedの運用経験や実績があれば、基本的な運用方法や改善策に大きな違いはありません。
Indeedのクローリング終了という大きな変化は、人事・採用担当者の皆様にとって新たな採用戦略を検討する絶好の機会です。
これまでIndeedのクローリングに頼ってきた企業は、一時的に不安を感じるかもしれませんが、この変化をネガティブなものではなく、むしろ積極的な採用活動へと切り替えるためのチャンスと捉えましょう。
例えば、求人ボックスのような代替の求人検索エンジンの活用は、採用チャネルの多角化とIndeed依存からの脱却を可能にし、より安定した採用基盤を築く可能性を秘めています。求人ボックスへの移行を戦略的な一手として捉え、計画的な準備と段階的な実行を進めることで、採用成功の可能性を広げることができるでしょう。
Indeedのクローリング終了に不安を感じている、あるいは求人ボックスへの活用を検討しているが具体的にどうすればいいのか分からないという方は、ぜひ内藤一水社までご相談ください。当社はIndeedの特別認定パートナー「Silver+ Partners」に認定されている数少ない代理店のひとつです。Indeedはもちろん、求人ボックスを併用した最適な戦略立案から運用改善まで、一貫したサポートで貴社の採用成功を支援します。
Indeedのクローリング終了でお困りなら
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