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2024.01.15最終更新日2024.01.15

求人検索エンジンとは?Indeed(インディード)など国内主要5サイトを解説・比較

求人検索エンジンとは?Indeed(インディード)など国内主要5サイトを解説・比較

「求人検索エンジン」とは求人情報に特化した検索エンジンのことで、その市場規模は年々拡大を続けており、現在の採用活動において欠かせないツールとなりつつあります。国内では「Indeed(インディード)」を筆頭に「求人ボックス」「スタンバイ」「Googleしごと検索」などがその中心を担っています。

この記事では、求人検索エンジンの特徴や基本的な仕組み、企業が活用するメリット、おすすめの主要求人検索エンジンの紹介まで詳しく解説いたします。
求人検索エンジンについて理解し、自社の採用に活用してみてはいかがでしょうか。

求人検索エンジンの活用を検討している方

求人検索エンジンを自社の採用活動に活用したい、求人検索エンジンについて詳しく知りたいという方は、求人検索エンジンの運用代行実績豊富な当社までお気軽にお問い合わせください。

まずはこちらから無料相談

求人検索エンジンとは

求人検索エンジンとは、求人情報に特化した検索エンジンです。
汎用的な検索エンジンにはGoogle、Bing、Yahoo! などがあり、これらはインターネット上のあらゆる情報を広範かつ迅速に検索・取得するのに役立っています。

「求人検索エンジン」は膨大な数の求人情報を収集・整理し、求職者が職種名や勤務地、キーワードを入力することで効率的に求人情報を検索できるようになっています。

求人検索エンジンの仕組み

求人検索エンジンは主に以下の3つの方法で求人情報を収集し、独自アルゴリズムに沿って情報を整理した上で、検索ワードに適した求人情報を表示しています。

直接投稿

直接投稿とは、求人検索エンジンに直接求人情報を入力して掲載する方法のことです。
採用ホームページが求人検索エンジンに対応していない企業は、まず直接投稿を活用してみてもいいでしょう。
Google、Yahoo!など汎用的な検索エンジンにはない独自機能で、この機能を持つ求人検索エンジンは、求人サイトとの違いが不明瞭となり、ある意味で求人媒体化しているとも言えるでしょう。

クローリング

クローリングとは、クローラーと呼ばれるロボットがインターネット上の求人情報を巡回し、情報を収集するシステムのことを言います。クローラーが巡回する求人情報は、企業のホームページや求人サイト、採用管理システム(ATS)など多岐にわたります。
だたし、クローリングには条件があり、求人検索エンジンに求人情報を読み込ませたい場合、その条件を満たす必要があります。

ATS(採用管理システム)連携

ATS(採用管理システム)連携とは、求人検索エンジンとATSがクローリングあるいはxmlファイルで連携することで、求人情報を収集することを指します。ATS連携には求人情報のみの連携や応募連携など、いくつかパターンがあるので、どのように求人検索エンジンと連携しているのか、ATS運営会社に確認してみるといいでしょう。

求人検索エンジンの特徴

求人検索エンジンの一番の特徴は、主要な企業や求人情報サイト、ハローワークの求人情報が一つのプラットフォームに集約され、求職者は無数に存在する求人関連情報を簡単かつ迅速に一括検索できる点にあると思います。

その他にも以下のような特徴があります。

広範な求人情報提供
主要な企業や求人情報サイトから広く情報を収集し、一元管理されたプラットフォームで提供
検索の利便性
職種や勤務地、キーワードなどの条件を指定して簡単に検索が可能
ユーザーインタラクション: ユーザーレビューや評価が表示され、企業や求人に関するリアルなフィードバックを得ることができる
応募プロセスの簡略化
直接投稿やATSの応募連携を実装している場合、応募フォームがオンライン上ですぐに利用でき、簡単に応募が完了するシンプルなプロセス

企業が求人検索エンジンを採用活動に活用するメリット

求人検索エンジンは求職者にとって非常に便利なツールですが、企業側も上手に活用することで様々なメリットを得ることができます。

求人検索エンジンを活用するメリット

企業が求人検索エンジンを活用することで得られるメリットは主に以下の3点となります。

広範なアプローチが可能

上記の比較表を見るとindeedは、doda(デューダ)、マイナビ転職などの主要な求人サイトをはるかに上回るセッション数やページビュー数を誇り、多くの求職者が求人検索エンジンを利用していることが分かります。
企業側はindeedや求人ボックスなどの求人検索エンジンを上手く活用すれば、多くの求職者にアクセスし、幅広い候補者を獲得できる可能性があります。

費用対効果

求人検索エンジンへ求人情報を掲載する方法は、上述の通り「直接投稿」や「クローリング」などがありますが、無料掲載になっているものがほとんどです。
しかし、求人検索エンジンは求人の掲載数が非常に多いため、求人が埋もれて思うように発見されないということも多々見受けられます。
そのような場合は、課金(有料掲載)するなどいわゆる広告運用が求められますが、基本的には検索結果に上位表示させるリスティング広告のようなもので1クリックごとに料金が発生するシステムとなるため、予算に合わせて柔軟に運用ができ、採用コストを抑えた効果的な採用活動が可能になります。

効果測定が容易

掲載された求人の閲覧数や応募数、有料広告を利用した場合はクリック単価や応募単価などのデータを取得することができます。どの求人情報がどれだけ反応があったかなどを検証できるので、データを元に効果を分析し、必要に応じて求人情報のリライトやブラッシュアップを行うことで、応募効果を改善することが可能です。

求人検索エンジンのデメリット

求人検索エンジンを活用するデメリット・注意点としては以下の3点が挙げられます。

求人が埋もれやすい

求人検索エンジンには数多くの求人情報が集約されているため情報量が膨大になります。
そのため求人情報を掲載しても、埋もれやすいリスクがあります。

例えば、indeedで「一般事務・大阪市」の条件で検索した場合、8,230件(2024年1月5日現在)の求人が表示されます。当然、求職者がその8,230件の求人を全て見ることはなく、見るのはせいぜい上位表示されている数十件、あるいは数百件程度でしょう。
つまり、通常の検索エンジンと同様に「上位表示」することが重要になってくるのです。
基本的に表示順位のアルゴリズムは公開されていないので、上位表示を目指すのであれば有料広告を検討する必要が出てくるでしょう。

活用するためには知識が必要

上述の通り自社の求人情報が他社の求人に埋もれてしまわないように、有料広告を活用したり、クリック率を上げるために見出しを工夫するなど、効果的な運用を行うための知識が必要です。採用担当者がある程度の知識を持っていることが望ましいですが、社内でリソースが不足している場合は、運用代行会社に依頼をすることも検討しましょう。

クローリングされるための条件がある

自社の採用ホームページに求人情報を公開していても、クローリングの条件を満たしていなければ、求人検索エンジンに掲載されることはありません。
クローリングの条件は求人検索エンジンにより異なりますが、以下の2点を設定していることが多いです。

  • HTML形式であること
  • 1つの募集要項(個別URL)に対して「1職種・1勤務地」

自社の採用ホームページがクローリング条件を満たしていない場合、「直接投稿」を利用するか、ホームページの改修を検討しましょう。

主要な求人検索エンジンの紹介

求人検索エンジンは多数ありますが、国内で知名度が高いのが以下の5つのサービスです。

Indeed(インディード)

”仕事探しはIndeed”のCMで有名な「Indeed(インディード)」は求人検索エンジンの中で1番の知名度を誇ります。
毎月2.5億以上のユニーク訪問者数を誇る世界No.1の求人検索エンジン(注1)で、日本でも月間訪問数2,700万以上(注2)の求職者が集まります。

求人件数を調べる手法は存在しないようですが、毎秒10件の求人情報が追加されていると言われています。
GoogleやYahoo! など一般的な検索エンジンに対するSEOも万全で、求人を連想させるキーワードで検索すると必ずIndeedが上位に表示されれいることが特徴です。

(注1)Comscore, 総訪問数, 2021年9月
(注2)Similar Web, 総訪問数, 2023年2月

求人ボックス

「求人ボックス」は「価格.com」「食べログ」を長年運営してきたカカクコムが、そのノウハウを活かし、求職者にとってシンプル且つ機能的なサイトになるよう構成されています。

2015年のサービス開始から、年々利用者数が増加し、学生・第二新卒を含む若年層からミドル・シニアの方まで月間900万人以上(2023年4月現在)が利用するなど、国内ではIndeedに次ぐ規模を誇る求人検索エンジンです。

スタンバイ

「スタンバイ」は、Yahoo!JAPANを運営するZホールディングスと「ビズリーチ」の運営会社ビジョナルが出資して作られた合弁会社である、株式会社スタンバイが運営する求人検索エンジンです。

スタンバイの最大の特長は、2020年12月に、ヤフーの求人検索サービスであった「Yahoo! しごと検索」を「スタンバイ」にサービス統合したことで、Yahoo! との連携が非常に強い点になります。Yahoo! のユーザーは、主婦(夫)層や40代以上のミドル・シニア層が多く、この層へリーチできる点がスタンバイの特徴です。

Careerjet(キャリアジェット)

キャリアジェットは、世界90カ国、28言語以上で利用されており、日本語にもローカライズされています。
直接投稿は有料となっており、現時点では競合も少ないため、上手に活用できれば今までとは違う層の求職者からのエントリーが期待できるかもしれません。

Googleしごと検索

Googleしごと検索は、2017年6月に「Google for Jobs」としてアメリカで発表され、2019年1月に「Googleしごと検索」としてサービスが開始されました。Googleの検索ボックスに、「営業 大阪」や「アルバイト 短期」など、求人や仕事探しを連想させるキーワードを入力すると、検索結果画面の上位に求人情報が表示されます。求人情報はGoogleのクローラーが企業のホームページや求人サイトを巡回して収集しており、Googleしごと検索に直接求人情報を掲載することはできません。

求人検索エンジンを活用する方法

求人検索エンジンは、あらゆる採用活動に有効な手段であるとは言えません。
場合によってはシンプルに求人媒体を活用するほうが、効率的に採用活動を進めることができる場合もあります。

求人検索エンジンの活用が向いているケース

  • 通年採用・多勤務地採用を実施している
  • 求人案件数が多い
  • 自社の採用サイトやATSを活用したい

求人検索エンジンを活用する場合、求人検索エンジンの管理ツールはもちろんGoogle AnalyticsやGoogle Search Consoleなどを利用し、データを分析して運用を続けていく必要があります。

従って、常に募集をしているケースや多勤務地で募集しているケースの場合、データ分析を元にPDCAを回しやすいためとても相性がよいと言えます。

また、自社の採用サイトやATSを活用したいのであれば、求人検索エンジンと連携(クローリング又はATS連携)することで、求職者を自社の採用サイトに流入させ、企業をより深く理解してもらうことが可能でしょう。

上記とは逆に、「退職者の欠員補充」や「1~2名をすぐに採用したい」などの場合は、従来のように求人サイトや求人媒体を利用するほうが、短期間で効率的に採用活動を進めることができるでしょう。

まとめ

求人検索エンジンとは、求人情報に特化した検索エンジンのことです。
膨大な数の求人情報を簡単かつ迅速に一括検索できるため多くのユーザー(求職者)に利用されています。企業側も無料で求人情報を掲載できるため導入のハードルが低く、多くの企業が活用を始めていますが、利用する際のデメリット・注意点を把握していないため、応募につながらないという事態に陥っている企業も決して少なくはないでしょう。

求人検索エンジンで効果を出すためには、そもそも求人検索エンジンの活用が向いているケースであることを前提に、適切な運用を行う知識が必要になります。求人検索エンジンを採用活動に活かすためには、十分な知識を持った上で、データ分析・検証を繰り返し、無駄のない運用を行うことが重要なのです。

もし社内に求人検索エンジンの運用に必要なリソースが確保できないのであれば、専門的なノウハウを持っている代理店に任せることを検討してみてはいかがでしょうか。「既存の採用手法に行き詰まりを感じている」「新しい方法を試してみたい」という企業様は、ぜひ一度検討してみてください。

求人検索エンジンの活用を検討している方

求人検索エンジンを自社の採用活動に活用したい、求人検索エンジンについて詳しく知りたいという方は、求人検索エンジンの運用代行実績豊富な当社までお気軽にお問い合わせください。

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