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公開日2025.10.16更新日2025.10.16

Indeed(インディード)の無料掲載を活用する方法|有料との違い、効果を出す5つのコツとは

Indeed(インディード)の無料掲載を活用する方法|有料との違い、効果を出す5つのコツとは

「採用コストをかけずに、良い人材を確保したい」
これは多くの人事・採用担当者が描く理想ではないでしょうか。その実現方法の一つとして挙げられるのが、幅広い求職者が利用する求人情報サイト「Indeed(インディード)」の無料掲載です。

しかし、その手軽さとは裏腹に「無料掲載を試したが全く応募が来ない」「そもそも無料でどこまでできるのか分からない」「求人がきちんと表示されているかさえ不安」といった声が後を絶ちません。

そこで本記事では、これまで数多くの企業の採用を支援してきたプロの視点から、Indeed無料掲載の「知りたいこと」について詳しく解説します。まず無料掲載の基本や掲載方法、メリット、デメリットを正しく理解し、その上で「無料掲載だけでは効果が出にくいケース」や「より効果を出すためのポイント」について解説します。Indeed活用の第一歩として、ぜひご一読ください。

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Indeedの無料掲載でできること、できないこと

Indeedの利用を始めるにあたり、まずは無料掲載で「何ができて、何ができないのか」を理解することが、効果的な採用活動への第一歩です。コストをかけずに始められる手軽さは大きな魅力ですが、その裏にある限界点も理解しておくことで、後々の「こんなはずではなかった」を防ぐことができます。

【できること】費用ゼロでの求人掲載と基本的な応募管理

無料掲載の最大のメリットは、採用コストを一切かけずに求人掲載から応募者との基本的なやり取りまで完結できる点にあります。

求人広告の掲載(完全無料)
初期費用や掲載料はもちろん、採用が決まった際の成功報酬も一切かかりません。予算が限られている場合でも、リスクなく求人活動をスタートできます。
無制限の求人掲載(期間・求人数)
多くの求人広告に見られるような掲載期間の縛りがなく、求人を無期限で公開し続けることが可能です。また、掲載できる求人数にも上限はありません。
Indeed上での応募受付と管理
Indeedの管理画面上で応募者情報を確認し、メッセージのやり取りを行うことができます。

【できない・難しいこと】求人の露出度アップと詳細な効果分析

一方で、無料掲載には有料プランのような「プラスアルファ」の機能はなく、特に求人の露出度やデータ分析の面で限界があります。

検索結果での求人の優先的な表示
無料掲載の求人は、有料の「スポンサー求人」よりも後ろに表示される仕組みになっています。そのため自社の求人を意図的に求職者の目に触れやすい位置に表示させることはできません。求人は時間の経過とともに検索結果の下位に埋もれていきます。
詳細なパフォーマンスデータの取得
有料掲載では、求人が表示された回数(インプレッション数)まで詳細に確認できます。そのため「表示はされているのにクリックされない(=職種名に魅力がない?)」といった具体的な課題の分析が可能になり、迅速な改善に繋がります。無料掲載ではこの分析ができないため、改善の打ち手が曖昧になり、採用活動が長期化するリスクがあります。

【一覧比較】Indeed無料掲載と有料掲載(スポンサー求人)の違い

無料掲載 有料掲載(スポンサー求人)
掲載費用 無料 クリック課金制
(費用は任意で設定)
表示順位 有料求人の後方
(基本は新着順)
関連性の高い検索結果で優先表示
表示回数(IMP)の確認 不可 可能
クリック数の確認 可能 可能
応募数の確認 可能 可能

無料掲載はあくまでIndeedの基本的な機能です。採用目標の達成や、急ぎの募集、競合の多い職種など、戦略的な採用活動を行うためには、求人の露出度を飛躍的に高め、詳細な分析も可能な有料掲載の活用が不可欠であると理解しておきましょう。

【手順を解説】Indeedに求人を無料で掲載する2つの方法

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Indeedに求人を無料で掲載するには、大きく分けて2つの方法があります。一つはIndeedのサイトに直接求人情報を登録する方法、もう一つは無料で利用できる採用管理システム(ATS)を経由して掲載する方法です。

どちらも無料で始められますが、それぞれに特徴があります。自社の状況に合わせて最適な方法を選びましょう。

方法①:Indeedに直接アカウントを登録して投稿する

「まずは手軽に試してみたい」「急いで1件だけ求人を出したい」という場合に最適な、最もスピーディーな方法です。Indeedのサイト上でアカウントを作成し、画面の指示に従って入力するだけで、簡単に求人情報を公開することができます。

【掲載までの4ステップ】

  1. Indeedのアカウントを作成する
    Indeedのトップページにある「求人掲載」ボタンから、企業のメールアドレスとパスワードを登録してアカウントを作成します。GoogleやAppleのアカウントで登録することも可能です。
  2. 求人の基本情報を登録する
    募集する職種名、仕事内容、勤務地、給与、雇用形態といった求人の詳細情報を入力していきます。求職者が知りたい情報を具体的に、分かりやすく書くことが応募を集めるポイントです。詳しい書き方のコツは後ほど解説します。
  3. 掲載プランの選択画面で「無料掲載」を選択する
    全ての情報の入力が完了すると、有料のスポンサー求人として掲載するための予算設定画面が表示されます。ここで慌てて予算を設定する必要はありません。画面の下部にある「求人を無料掲載する」というテキストリンクをクリックしてください。これを選択することで、費用をかけずに求人を公開できます。
  4. 審査を待ち、掲載開始
    すべての入力が完了すると、Indeedによる求人票の審査が始まります。入力内容がIndeedの掲載基準やガイドラインに沿っているかがチェックされ、問題がなければ承認されます。審査にかかる時間は通常、数時間から最大で72時間程度です。

方法②:Airワーク採用管理などの無料ATSを利用して連携する

「継続的に採用活動を行いたい」「複数の求人を効率的に管理したい」という企業には、こちらの手法がより適しているかもしれません。現在では、このATSを利用した掲載が主流となりつつあります。

ATSとは「Applicant Tracking System」の略で、日本語では「採用管理システム」と呼ばれます。「Airワーク 採用管理」「ジョブオプ採用管理」といった無料のATSを利用すれば、求人作成から応募者管理までを一元化でき、採用業務を大幅に効率化できます。

【ATSを利用する主なメリット】

  • 短時間で自社の採用ホームページが作成できる
  • 作成した求人がIndeedへ自動で連携・掲載される
  • 複数の求人サイトからの応募者をまとめて管理できる
  • 採用ホームページのデザインテンプレートが充実している

求人情報をATSに一度登録するだけで、デザイン性の高い自社の採用ページが完成し、かつIndeedにも自動で掲載されるため、効率的なアプローチと言えるでしょう。

【掲載までの流れ】

利用したい無料ATSの公式サイトからアカウントを登録し、求人情報を作成するだけです。基本的な流れは直接投稿と似ていますが、求人がATSで作成した自社の採用ホームページとIndeedの両方に掲載される点が大きな違いです。


どちらの方法も無料掲載の基本的な手順です。しかし、これらの方法で掲載しても応募が集まらない場合や、採用のスピードを重視する場合には、これらの手順と並行して、より多くの求職者にアプローチできる有料掲載の活用を検討する必要があります。

なお、Airワークを使ったIndeed、Indeed PLUSの効果的な求人作成術、運用方法については以下の記事も併せてご確認ください。

なぜ?Indeedで求人が無料掲載されない・表示されない主な原因

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「求人を作成したのに、いつまで経っても表示されない」「急に求人が見当たらなくなった」という事態は、多くの採用担当者が経験する悩みです。その背景には、Indeedが求職者にとって安全で質の高い情報を提供するために設けている、独自の掲載基準(ガイドライン)が大きく関係しています。

ここでは、求人が掲載されない、あるいは非表示になってしまう主な原因を解説します。自社の求人が当てはまっていないかチェックしてみましょう。

原因1:Indeedの掲載基準(ガイドライン)に違反している

掲載されない最も一般的な原因が、Indeedのガイドラインへの違反です。意図せず抵触している場合も多いため、特に注意が必要です。

差別的な表現
年齢、性別、国籍、障がいの有無などを理由に応募機会を不当に制限する表現は認められていません。
  • NG例:「20代の女性スタッフ活躍中!」「主婦歓迎」「体力に自信のある男性募集」
  • OK例:「年齢・性別不問」「子育て中の方も歓迎」「重量物の運搬業務あり」
    ポイント:ターゲット層にアピールしたい場合は、「〇〇な方も活躍できる環境です」のように、応募を制限、歓迎するのではなく、会社の現況を表記する形にしましょう。
法令違反や求職者に費用負担を求める内容
各都道府県の最低賃金を下回る給与設定や、労働基準法に反する労働条件、また応募や採用にあたり登録料や研修費などを求職者に負担させる求人は掲載不可となります。
求人情報ではないコンテンツ
イベントの告知、商品の宣伝、フランチャイズ募集、登録会への誘導といった、直接的な雇用関係にない募集は掲載されません。

原因2:求人情報の書き方が不適切

ガイドライン違反とまではいかなくても、求職者にとって分かりにくい、あるいは誤解を招くような書き方は、掲載が見送られる原因となる可能性があります。

勤務地が具体的でない
勤務地は、求職者が応募を判断する上で非常に重要な情報です。
  • NG例:「東京都内」「関東一円」「プロジェクトにより異なる」
  • OK例:「東京都千代田区丸の内1-2-3」
    ポイント:必ず市区町村まで具体的に記載する必要があります。
職種名が分かりにくい、または誇張されている
職種名は、求職者が仕事を探す際の「キーワード」です。記号を多用したり、職務内容と関係ない言葉を入れたりすると、スパムと判断されることがあります。
  • NG例:「【急募!】★未経験でも月収50万円以上可!簡単な営業★」
  • OK例:「法人向けソフトウェアの提案営業」

原因3:重複掲載と判断されている

同一企業が、実質的に同じ内容の求人を複数掲載することは「重複掲載」と見なされ、非表示の対象となります。

  • よくあるケース:実質的に同じポジションの求人を、タイトルや表現を少しだけ変えて複数投稿する。採用拠点は一つにもかかわらず、近隣の複数の市区町村名を勤務地として設定し、同じ求人を複数投稿する。

原因4:アカウントや企業情報の信頼性が低い

Indeedは、求職者が安心して応募できるよう、掲載企業の信頼性もチェックしています。

  • チェックされる項目:企業の公式サイトの有無、事業内容の明確さ、固定電話番号の記載など。
  • 対処法:企業情報は可能な限り詳細に、正確に登録しましょう。自社の公式サイトがある場合は、必ずURLを記載することで、信頼性が大きく向上します。

もし自社の求人が表示されていない場合、まずはこれらの原因に当てはまっていないかを確認し、求人内容を修正してみてください。それでも解決しない場合は、Indeedの管理画面からサポートに問い合わせてみましょう。

応募が集まる求人情報作成の5つのコツ

Indeedで応募効果を高めるには、無料・有料を問わず「求人情報の質」が最も重要です。ここでご紹介する5つのコツは、応募を集めるための基本であり、有料掲載の効果を最大化させるための土台作りにも不可欠です。まずは基本をしっかり押さえましょう。

【コツ1】求職者が検索する「キーワード」を職種名・仕事内容に盛り込む

キーワードを職種名・仕事内容に盛り込む

求職者は「営業」「事務」といった単一の言葉だけでなく、「不動産 営業 未経験」「IT業界 経理」のように、複数のキーワードを組み合わせて仕事を探している場合が多いです。彼らが使うであろうキーワードを求人票に盛り込むことが、発見されるための第一歩です。

職種名を具体的にする
誰にでも理解しやすい、具体的で一般的な職種名を設定することが望ましいと考えられます。
  • NG例:「企画スタッフ」「アシスタント募集」
  • OK例:「化粧品メーカーのWebマーケティング担当」「法人向けソフトウェアの営業アシスタント」
仕事内容にもキーワードを盛り込む
誰にでも理解しやすい、具体的で一般的な職種名を設定することが望ましいと考えられます。
  • 例(ITエンジニアの場合):使用するプログラミング言語(Java, Python)、フレームワーク(React, Vue.js)、働く環境(AWS, アジャイル開発)などを具体的に記載する。

【コツ2】仕事内容を「具体的」かつ「魅力的」に書く

仕事内容を具体的に、かつ魅力的に

求職者が最も知りたがっているのは「入社後、自分がどんな風に働くことになるのか」という点ではないでしょうか。仕事内容を具体的にイメージさせ、さらにその仕事の魅力を伝えることが応募への後押しとなります。

「具体的」に書く
箇条書きや1日のスケジュール例などを活用し、業務内容を分解して示すことが効果的です。
  • 誰に対して(顧客層)
  • 何を(取り扱う商材・サービス)
  • どのような方法で(手法・スタイル)
  • どんな目的意識を持って(仕事の目的・やりがい)
「魅力的」に書く
給与や休日といった条件面だけでなく、その仕事を通じて得られる「将来像」を提示することが他社との差別化に繋がります。
  • 得られるスキルや経験:「Web広告運用の専門知識が身につきます」
  • 今後のキャリアパス:「将来的にはチームリーダーへのステップアップも可能です」
  • チームの雰囲気や文化:「20代・30代が中心の風通しの良いチームです」

【コツ3】応募条件を明確にし、ミスマッチを防ぐ

応募条件を明確に

応募のハードルを下げすぎると、求める人物像と合わない応募が増えてしまい、選考の手間が増大します。一方で、条件を厳しくしすぎると誰も応募してくれない可能性もあります。条件を明確に区分けし、最適な人材からの応募を促しましょう。

「必須条件」と「歓迎条件」を分ける
「これだけは譲れない」というスキルや経験を【必須条件】として、あれば尚良いものを【歓迎条件】として明確に分けて記載します。これにより、求職者は自分が応募対象者か判断しやすくなります。
求める人物像を具体的に示す
「未経験者歓迎」とする場合でも、「人と話すのが好きな方」「コツコツとデータ入力するのが得意な方」のように、スキルではなく志向性やタイプを書き添えることで、自社にマッチする人材に響きやすくなります。

【コツ4】企業ページを活用し、職場の雰囲気を伝える

企業ページを活用し職場の雰囲気を伝える

Indeedには、求人票とは別に無料で作成・編集できる「企業ページ」機能があります。求人票だけでは伝えきれない、会社のリアルな魅力を発信する絶好の場です。

掲載できる情報
企業のロゴ、職場の様子の写真、カスタムコンテンツ(企業の紹介文を画像・動画と組み合わせたものを5個まで投稿可能)、質問箱

求職者は応募前に「どんな人たちが、どんな環境で働いているのか」という情報を求めている傾向があります。写真や社員の声を掲載することで、応募前の不安を解消し、「ここで働きたい」という動機形成を強力に後押しします。ページの充実は応募率の向上につながることが期待されます。

【コツ5】定期的に求人情報を更新し、鮮度を保つ

定期的に求人情報を更新

無料掲載は、基本的に更新日の新しい情報が求職者の目に留まりやすい傾向にあるようです。求人情報は「掲載して終わり」ではありません。応募状況を定期的に確認し、内容を改善していく姿勢が応募効果を高める上で非常に重要です。

見直しのメリット
「掲載はされているのに、なぜか応募が来ない」という場合、求人内容に改善の余地があるかもしれません。応募状況を見ながら、「ターゲットに響くキーワードは何か」「仕事内容の魅力は十分に伝わっているか」を再検討し、内容を修正していくことで、応募効果を高めることができます。
更新のポイント
少なくとも週に1回程度、内容を見直すのがおすすめです。その際に、応募状況を分析し、「職種名は適切か」「応募条件は厳しすぎないか」といった視点で改善点を探すことが、効果的な採用活動の秘訣です。
更新に関する注意点
求人情報の見直しは、あくまで内容の質を高めることが目的です。検索結果での上位表示のみを目的として、内容の伴わない頻繁な更新(例:毎日、求人内容を少しだけ変更して再投稿する行為など)を行うことは、Indeedの掲載基準に抵触する「スパム行為」と見なされる可能性があるので注意が必要です。

まとめ:無料掲載はIndeed活用の第一歩。次のステップも視野に入れよう

本記事では、Indeedの無料掲載を活用するための具体的な方法について解説してきました。

Indeedの無料掲載は、あくまで採用活動の第一歩です。
まずは、この記事で紹介した5つのコツを実践し、自社の求人情報を見直すことから始めてみてはいかがでしょうか。無料掲載でPDCAサイクルを回し、「応募が集まる求人情報の型」を作ることが、Indeed活用の揺るぎない土台となります。

もし、この記事で紹介したコツを実践しても応募が集まらない場合、あるいは一日でも早く人材を確保したい場合には、迷わず有料掲載(スポンサー求人)の活用を検討すべきです。無料掲載で求人票の基礎を固めつつ、事業戦略や採用目標に応じて有料掲載を組み合わせることが、採用成功への最短ルートと言えるでしょう。

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