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2025.07.01最終更新日2025.07.25

【2025年最新版】Indeedに求人を掲載する2つの方法|クローリング終了後の新常識

【2025年最新版】Indeedに求人を掲載する2つの方法|クローリング終了後の新常識

貴社の採用サイトの求人情報、Indeedに掲載されていますか?
もし「採用サイトに求人を載せれば、Indeedが自動で表示してくれる」とお考えなら、今すぐその認識をアップデートする必要があります。

かつて多くの企業が利用していたIndeedの「クローリング」機能は、2025年6月末をもって終了しました。これにより自社の採用サイトに求人情報を掲載しているだけでは、世界最大の求人検索エンジンであるIndeedに求人が表示されることはなくなりました。

本記事では、この大きなルール変更の背景と今後Indeedに求人を掲載していくための具体的な方法を専門家の視点から分かりやすく解説していきます。

採用戦略の再構築、一緒に考えます

クローリング終了はIndeedだけでなく採用戦略全体を見直す絶好の機会です。私たち内藤一水社は貴社の採用パートナーとして、Indeed掲載方法の見直しはもちろん、求人ボックス活用なども含めた、新しい時代の採用戦略の再構築を伴走支援します。

まずはこちらから無料相談

なぜクローリングは終了したのか?Indeedが目指す方向性

これまで多くの企業にとって便利な機能であったクローリングは、なぜ終了してしまったのでしょうか。その背景にはIndeedがプラットフォームとして目指す、一つの明確な方向性があります。
それは、求人情報の「質」と「鮮度」をこれまで以上に重視し、求職者にとって最高のユーザー体験を提供するという強い意志です。

クローリングは、Web上に存在する求人情報を自動で収集するため、非常に網羅性が高い一方で、いくつかの課題も抱えていました。

  • 情報の不一致: 企業の公式サイトとIndeed上の情報にタイムラグが生じ、給与や勤務条件が異なって表示されてしまう。
  • 募集終了求人の放置: 採用が完了しても公式サイトの情報が更新されず、すでに募集が終わっている「古い求人」がIndeedに掲載され続けてしまう。
  • 応募プロセスの非標準化: 応募ボタンを押した後のフローが企業ごとにバラバラで、求職者が混乱しやすい。

これらの課題は、求職者にとって「応募したのに募集が終わっていた」「話を聞いたら条件が違った」といった不利益や不信感に繋がりかねません。

Indeedは、このような求職者の不利益をなくし、「Indeedで見つかる求人は、常に正確で、信頼でき、スムーズに応募できる」という状態を目指しています。クローリングを終了し、企業がIndeedへ直接、あるいは公式連携されたシステムを通じて「能動的に」求人情報を提供する方法に切り替えたのは、この「質の高いマッチング体験」を実現するための、必然的な決断だったのです。

この大きな変化はIndeedだけでなく、求人ボックスをはじめとする他のプラットフォームの活用も含めた採用戦略全体の再構築を考える良い機会とも言えます。クローリング終了が採用市場全体に与える影響や今後の具体的な採用戦略については、こちらの記事で詳しく解説していますので併せてご確認ください。

これからのIndeed掲載、2つの公式ルート

クローリングが終了した現在、Indeedに求人を掲載するための公式な方法は、大きく分けて「①直接投稿」と「②ATS連携(Indeedエントリー対応)」の2つに集約されます。

どちらの方法を選ぶべきかは、企業の採用規模や運用体制、利用している他の求人媒体の状況などによって異なります。それぞれの特徴を理解し、自社にとって最適なルートを選択しましょう。

2つの掲載方法、それぞれの特徴

まずは、2つの方法の概要とどんな企業におすすめなのかを比較してみましょう。

① 直接投稿 ② ATS連携
(Indeedエントリー対応)
概要 Indeedのサイト上で、
直接求人を作成・掲載する方法
ATS(採用管理システム)に求人情報を登録し、
Indeedと連携させて掲載する方法
手軽さ 「◎」アカウント登録後、
すぐに開始できる
「△」ATSの選定や導入が必要
管理のしやすさ 「◯」Indeed上でシンプルに管理できる 「◎」求人情報や応募者を一元管理でき、効率的
コスト 無料から利用可能(有料オプションあり) ATSの利用料が別途発生する場合がある
おすすめの企業 ・Indeedを初めて利用する企業
・採用コストを抑えたい中小企業
・急な募集や、少数の求人を掲載したい企業
・複数の求人媒体を併用している企業
・常時、多数の求人を掲載している企業
・採用業務全体の効率化を図りたい企業

このように、「手軽に始めたいなら直接投稿」「効率的に管理したいならATS連携」というのが基本的な考え方になります。
次のセクションからは、それぞれの方法について、具体的な手順やメリット・デメリットをより詳しく解説していきます。

【方法①】直接投稿の具体的な手順とメリット・デメリット

「直接投稿」は、Indeedのサイト上で直接求人情報を入力し、掲載する最も基本的な方法です。特別なシステムは不要で誰でもすぐに始められる手軽さが最大の魅力です。

 直接投稿のメリット・デメリット

  • メリット:無料で、誰でも、すぐに始められる
    アカウント登録から求人掲載まで、すべてオンラインで完結します。コストをかけずに、スピーディーに採用活動を開始したい企業にとって最適な方法です。
  • デメリット:求人数が多いと管理が煩雑になる可能性
    掲載する求人が数件であれば問題ありませんが、数十件単位になると、一つひとつの求人情報をIndeedの管理画面上で修正・管理していくのが煩雑になる場合があります。

直接投稿の具体的な手順(4ステップ)

それでは、実際の掲載手順について見ていきましょう。公式の手順に沿って進めることで、スムーズな掲載が可能です。参考:Indeed求人掲載 掲載の仕組みと流れ

【STEP 1】アカウントを登録する

まずはIndeedの求人掲載ページにアクセスし、「アカウント作成はこちら」ボタンからアカウントを作成します。

メールアドレスとパスワードで新規登録するか、お持ちのGoogleアカウントなどを利用できます。
アカウントを作成すると、登録したメールアドレス宛にIndeedから認証メールが届きます。メール内の案内に従い、アカウントを有効化しましょう。複数の採用担当者でIndeedを利用したい場合は、登録後にアクセスできるダッシュボード(管理画面)上から担当者を追加します。

【STEP 2】求人の基本情報を登録する

アカウントが有効になったら、次に求人情報を登録します。

「職種名」「勤務地」「雇用形態」といった以下の項目を入力します。

  1. 職種名(営業・事務など具体的に)
  2. 会社名
  3. 勤務地
  4. 給与(1円単位で設定可能。時給・日給・月給なども選択可能)
  5. 雇用形態
  6. 仕事内容及びアピールポイント
  7. 求める人材(経験の有無などを記載)
  8. 勤務時間・曜日
  9. 交通アクセス
  10. 待遇・福利厚生(社会保険や賞与・昇給など)
  11. その他(10項目で書ききれない点を補足)

勤務地は、求職者が最も重視する情報の一つですので正確に入力しましょう。特に「仕事内容及びアピールポイント」は、求職者に自社の魅力を伝える非常に重要な項目です。具体的で、分かりやすい言葉で記述することを心がけましょう。

【STEP 3】掲載プランを選択する(無料/有料)

求人情報の入力が完了すると、最後に掲載プランを選択します。

ここでは、無料で掲載するか、より多くの求職者に求人を見てもらうための有料掲載(スポンサー求人)にするかを選択します。まずは無料で試してみて、後から有料に切り替えることも可能です。無料掲載を希望する場合は「求人を無料掲載する」ボタンを選択します。

【STEP 4】審査を待ち、掲載開始

すべての入力が完了すると、Indeedによる求人票の審査が始まります。入力内容がIndeedの掲載基準やガイドラインに沿っているかがチェックされ、問題がなければ承認されます。
審査にかかる時間は通常、数時間から最大で72時間程度です。無事に審査を通過すれば、いよいよ貴社の求人がIndeed上に公開されます。

【方法②】ATS連携の具体的な仕組みとメリット・デメリット

「ATS連携」は、特に複数の求人媒体を利用している企業や、多数の求人を効率的に管理したい企業にとって、非常に強力な掲載方法です。

 ATS連携のメリット・デメリット

  • メリット:複数媒体への一元管理、採用業務の効率化
    ATS(採用管理システム)上で求人情報を一度作成・更新するだけで、Indeedをはじめとする連携先の複数の求人サイトに情報が自動で反映されます。応募者情報もATSで一元管理できるため、採用に関わる業務全体を劇的に効率化できます。
  • デメリット:利用コストの発生と、システムの選定が必要
    ATSは月額利用料などのコストが発生するケースがあります。また、世の中には数多くのATSが存在するため、自社の目的や予算に合ったシステムを比較・検討し、選定する手間が必要になります。

ATS連携の具体的な仕組み

ATS連携の仕組みは非常にシンプルです。

  1. Indeedと連携可能なATSを導入する
  2. そのATSに求人情報を登録する
  3. ATSが自動的にIndeedへ求人情報を連携・掲載する

たったこれだけです。求職者からの応募もATSに集約されるため、Indeedの管理画面とATSの管理画面を行き来する必要がなくなります。

【重要】ATS選びの新しい常識:「公式連携」が必須

ここで最も重要なポイントは、Indeedと正式にAPI連携しているATSを選ぶ必要があるという点です。

かつてのクローリング機能が終了した現在、どのATSでもIndeedに連携できるわけではありません。Indeedが公式に連携を認めているシステムでなければ、求人情報が掲載されないため、ATSを選定する際には必ず「Indeedとの公式連携に対応しているか」を確認しましょう。

参考:Indeed連携ATS

一歩進んだ活用法:Indeed PLUS連携

さらに、ATSの中には「Indeed PLUS」に対応しているものもあります。
これは、ATSに登録した求人情報を、Indeedだけでなく、リクナビNEXTやタウンワークといった国内の主要な求人サイトにも自動で最適化して配信してくれるサービスです。

例えば、リクルートが提供する「Airワーク 採用管理」のような無料ATSもこのIndeed PLUS連携に対応しており、これらを活用することで、採用担当者の手間を最小限に抑えながら、より広範な求職者にアプローチすることが可能になります。
Indeed PLUSに対応したAirワークの具体的な活用法や、効果を出すための求人作成術については、こちらの記事で詳しく解説しています。

まとめ:自社に合った掲載方法で、Indeed活用を最適化しよう

本記事では、2025年6月末のクローリング終了という大きな変化を踏まえた、新しいIndeedへの求人掲載方法について解説してきました。

かつてのように「自社の採用サイトに求人を載せておけば自動で掲載される」という時代は終わり、これからは企業がより能動的に、そして戦略的にIndeedと関わっていく必要があります。

現在、Indeedへの公式な掲載ルートは、「①直接投稿」と「②ATS連携」の2つです。

  • 「まずは手軽に、コストを抑えて始めたい」という企業には、直接投稿が最適です。
  • 「多数の求人を効率的に管理し、採用業務全体を最適化したい」という企業には、ATS連携が強力な武器となります。

クローリングの終了は、単なる仕様変更ではありません。これはIndeedが求人情報の「質」をより重視し、求職者にとって最高のプラットフォームであろうとする姿勢の表れです。

この変化を正しく理解し、自社の採用規模や戦略に合わせて最適な掲載方法を選択すること。それが、これからの時代にIndeedを最大限に活用し、採用活動を成功に導くための第一歩となるでしょう。

採用戦略の再構築、一緒に考えます

クローリング終了はIndeedだけでなく採用戦略全体を見直す絶好の機会です。私たち内藤一水社は貴社の採用パートナーとして、Indeed掲載方法の見直しはもちろん、求人ボックス活用なども含めた、新しい時代の採用戦略の再構築を伴走支援します。

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