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公開日2025.10.07更新日2025.10.07

求人ボックスとは?掲載方法から料金、Indeedとの違いまで専門家が徹底解説

求人ボックスとは?掲載方法から料金、Indeedとの違いまで専門家が徹底解説

採用活動において広く認知され、多くの企業で活用されている「求人ボックス」。
多くの企業が利用する一方で、人事・採用担当者様からは次のような疑問や課題をよく耳にします。

  • 「無料掲載だけで十分なのか?」
  • 「有料プランの費用対効果はどうなのか?」
  • 「Indeedとどう使い分けるのが最適なのか?」

本記事では、数多くの企業の採用支援に携わってきた弊社が、これら疑問に明確な答えを提示します。求人ボックスの基本的な仕組みから、具体的な掲載手順、無料・有料プランの料金体系、そしてIndeedとの戦略的な違いまで、成果を出すために必要な知識を詳しく解説します。貴社の採用活動を「何となく」の運用から脱却させ、成功へと導く一助となれば幸いです。

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弊社では、求人ボックスの成果を最大化する運用代行サービスをご提供しています。貴社の採用担当者様はコア業務に集中。専門チームが求人作成から予算管理、効果改善まで幅広く代行します。

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目次

求人ボックスとは?基本と特徴をIndeedとの違いから理解する

採用活動において、今やスタンダードな選択肢となった「求人ボックス」。まずは、その基本的な仕組みと特徴から見ていきましょう。

求人ボックスの基本概要

求人ボックスは、株式会社カカクコムが2015年から運営する「アグリゲート型」の求人検索サイトです。「アグリゲート」とは「収集する」という意味で、Web上に公開されている様々な求人サイトや企業の採用ページの情報を一括で収集し、まとめて掲載しています。いわば「求人情報に特化したGoogle」のようなサービスと考えると分かりやすいでしょう。

運営元であるカカクコム社は、「価格.com」や「食べログ」といった国内最大級のサービスを長年手掛けており、そこで培われたユーザー視点のサービス開発ノウハウが、求人ボックスの使いやすさや集客力の高さに繋がっています。

求人ボックスの信頼性と規模

サービス開始以来、求人ボックスは利用者数・求人掲載数ともに急速に成長しており、その信頼性と規模はデータにも表れています。

運営会社
株式会社カカクコム
東証プライム市場上場の大手企業であり、信頼性は非常に高い。
月間セッション数
1,750万人 (2025年8月 SimilarWeb調査)
掲載求人数
1,000万件以上
国内の求人サイトや企業HPから情報を収集し、国内最大級の件数を誇る。
利用者の特徴
若年層からミドル・シニア層まで幅広い
※特に45歳以上や地方在住の求職者へのリーチに強みを持つ。

最大の競合「Indeed」との違いは?

ここで多くの方が疑問に思うのが、最大の競合である「Indeed(インディード)」との違いでしょう。どちらも無料で掲載でき、有料広告がクリック課金型であるなど共通点も多いですが、採用戦略を立てる上で知っておくべき重要な違いがあります。

求人ボックス Indeed(インディード)
運営企業 株式会社カカクコム Indeed Japan(リクルートHD傘下)
月間セッション数(※1) 1,750万人 月間訪問数2,200万以上
クリック単価 25円~1,000円で手動設定が可能 AIが最適化
競合の状況 比較的、入札競争が激化していない傾向 競争が激化し、単価が高騰する傾向
強み 日本人向けの使いやすいUI。
「こだわり条件検索」が充実。
地方・ミドル層に強い。
圧倒的なユーザー数とリーチ幅。

(※1)2025年8月 SimilarWeb調査

【結論】採用目的に応じた使い分けが重要

両者の違いを踏まえると、どちらか一方を選ぶのではなく、採用目的に応じて使い分ける、あるいは賢く併用するのが最適な戦略と言えます。

Indeedが適している場合
圧倒的なユーザー数を活かし、とにかく求人の露出を増やして多くの母集団を形成したい場合に有効です。
求人ボックスが特に適している場合
  1. 採用コストをできるだけ抑えたい
    Indeedほど入札競争が激化していないため、クリック単価を比較的安価に抑えやすく、低予算でも採用成功の可能性があります。
  2. 特定のターゲット層にアプローチしたい
    職種や経験年数などで細かく絞り込める「こだわり条件検索」が充実しており、求める人材とマッチしやすい傾向があります。
  3. 地方勤務の求人を募集したい
    勤務地の絞り込み機能が使いやすく、競合が都市部ほど多くないため、求人情報が埋もれにくいメリットがあります。

ユーザー数で勝るIndeedとコスト効率と機能性で独自の強みを持つ求人ボックス。どちらか一方を選ぶのではなく、貴社の採用目標やターゲット層に応じて、両者を戦略的に使い分けることが採用成功の鍵となります。

特に、「採用コストを抑えつつ、求める人材に的確にアプローチしたい」「地方や特定の年齢層の採用に苦戦している」といった課題をお持ちであれば、求人ボックスが持つ「こだわり条件検索」や柔軟な単価設定は、非常に有効な一手となり得ると言えるでしょう。

Indeed(インディード)とのより詳しい比較や採用目的に応じた選び方については、こちらの記事でさらに深掘りしています。

求人ボックスの掲載方法は3種類|自社に合ったやり方は?

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求人ボックスに求人を掲載するには、大きく分けて3つの方法があります。どの方法を土台にするかによって、運用の手間や応募までの流れが変わるため、自社の状況に合わせて最適なものを選びましょう。有料のリスティング広告を利用する場合も、まずは以下のいずれかの方法で求人情報を用意する必要があります。

採用ボード(直接投稿):今すぐ無料で始めたい企業向け

「採用ボード」とは、求人ボックスの管理画面から直接求人情報を作成・公開する方法です。自社の採用サイトがなくても、アカウントを作成すれば最短5分で求人作成が可能で、審査を経て最短当日中に掲載をスタートできるスピード感が最大の魅力です。応募も求人ボックス内で完結するため、求職者の離脱が少なく、応募率が高い傾向にあります。

特徴
求人ボックスのフォーマットに入力するだけで簡単に求人票を作成できる。
メリット
掲載開始までが速い。採用サイトが不要。応募率が高い傾向にある。
デメリット
複数の求人を出す場合、1件ずつ作成する手間がかかる。
こんな企業におすすめ
・自社の採用サイトがない
・とにかく早く募集を開始したい

サイト連携(クローリング):自社採用サイトを活かしたい企業向け

「クローリング」とは、クローラーと呼ばれるロボットが、インターネット上にある貴社の採用サイトの求人情報を自動で読み取り、求人ボックスに掲載する仕組みです。一度設定すれば自動で情報が更新されるため、運用の手間を削減できるのが大きなメリットです。

特徴
自社採用サイトの情報をクローラーが自動で収集・掲載する。
メリット
運用の手間がかからない。自社サイトへの流入を増やせる。
デメリット
掲載開始までに時間がかかる(2週間~1ヶ月)。必ず掲載されるとは限らない。
こんな企業におすすめ
・既に自社の採用サイトがある
・応募者管理を自社システムで完結させたい

連携ATS(採用管理システム)利用:採用業務全体を効率化したい企業向け

「Jobギア採促」や「採用係長」など、求人ボックスと連携しているATS(採用管理システム)を通じて求人を掲載する方法です。ATSで作成した求人が求人ボックスに自動で掲載される手軽さに加え、求人ボックス内で応募が完結する「かんたん応募」にも対応しやすいため、応募率の向上が期待できます。応募者管理や選考プロセスも一元化でき、採用業務全体の効率化に繋がります。

特徴
ATSで作成した求人情報が自動で求人ボックスに掲載される。
メリット
応募者管理や分析が一元化できる。応募率が高い傾向にある。
デメリット
ATSの導入・運用コストがかかる。
こんな企業におすすめ
・採用業務全体を効率化したい
・複数の求人媒体をまとめて管理したい

【目的別】自社に最適な掲載方法の選び方

ここまで3つの方法を紹介しましたが、「結局、自社はどれを選べばいいの?」と迷う方もいるでしょう。以下の目的別のフローを参考に、最適な方法を選択してください。

Q.「採用サイトがない。とにかく早く掲載したい」

A. →「採用ボード(直接投稿)」が最適です。
アカウント作成後すぐに入力を始められ、最短当日中に掲載が可能です。

Q.「応募者管理を効率化したい」

A. →「連携ATSの利用」が最適です。
複数の求人媒体からの応募者も一元管理でき、選考プロセス全体を効率化できます。

Q.「自社サイトへのアクセスも増やしたい」

A. →「サイト連携(クローリング)」が最適です。
求人ボックスから自社の採用ページへ求職者を誘導でき、サイトの集客にも繋がります。

Q.「応募率をできるだけ高めたい」

A. →「採用ボード」または「連携ATS」が最適です。
求人ボックス内で応募が完結するため、外部サイトへの遷移による離脱を防げます。


どの掲載方法を選んでも、さらに求人の露出を増やしたい場合は有料掲載を組み合わせることが必要です。では、その料金はどのようになっているのでしょうか。次の章で詳しく見ていきましょう。

求人ボックスの掲載料金を徹底比較|無料と有料プランの違い

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求人ボックスの料金体系は非常にシンプルで、大きく分けて「無料掲載」と「有料掲載」の2つです。どちらを選ぶかによって、求人の露出度や採用スピードが大きく変わるため、それぞれの特徴を正しく理解し、自社の採用戦略に合わせて使い分けることが重要です。

無料掲載プラン

求人ボックス最大の魅力は、初期費用・掲載料・成果報酬が一切かからない「完全無料」で利用できる点です。

費用
完全無料(初期費用、掲載料、成果報酬、月額契約料すべて0円)
掲載期間
制限なし(採用が決まるまで継続掲載が可能)
求人数の制限
実質なし(採用ボードの場合、最大10,000件まで公開可能)
主な機能
求人票作成、写真掲載、応募者管理など、採用に必要な基本機能が充実
露出度
検索結果では有料掲載の下位に表示される傾向

採用コストを抑えたい企業や、通年で採用活動を行いたい企業にとって、無料プランは非常に強力なツールです。まずは無料掲載で求人ボックスの使い勝手や応募者の反応を見てみるといいでしょう。

ただし、無料掲載は検索結果での表示順位が下がりやすく、求人が求職者の目に触れる機会が限られるため、急募案件や専門職の採用には時間がかかる可能性がある点に注意が必要です。

無料掲載で効果を最大化するための具体的な方法や機能の詳細は、こちらの記事をご覧ください。

有料掲載プラン

より多くの求職者にアプローチし、採用スピードを上げたい場合には、有料掲載が有効です。無料掲載よりも検索結果の上位に優先的に表示されるため、閲覧数と応募数の大幅な増加が期待できます。

求人ボックスの有料掲載は、クリック課金型(CPC:Cost Per Click)です。求人情報がクリックされて詳細が閲覧された時点で初めて費用が発生するため、「広告は表示されたが誰にも見られなかった」という費用の掛け捨てリスクがありません。

  • クリック単価: 1クリックあたり25円~1,000円の範囲で自由に設定可能。
  • 料金の計算式: 掲載料金 = クリック数 × クリック単価 + 消費税
  • 最低利用額: 1日あたりの予算を500円以上に設定する必要があるため、実質1日500円から利用できます。

運用方法の特徴 こんな企業におすすめ
シンプルプラン 1日の予算を設定すれば、
入札単価は自動で最適化される。
広告運用の手間をかけずに
手軽に始めたい企業。
アドバンスプラン 予算や入札単価を
手動で柔軟に設定できる。
コストを細かく管理し、
費用対効果を最大化したい企業。

有料掲載は、特にIndeedと比較して入札競争が激化していない傾向にあるため、クリック単価が高騰しにくく、費用対効果の高い運用が可能です。職種によりますが、平均50円~100円程度のクリック単価でも十分に効果を期待できます。
また、採用が決まればすぐに配信を停止でき、急な欠員募集など、必要な時だけ予算を投下できる柔軟性も大きなメリットです。

有料プランのさらに詳しい料金シミュレーションや、効果的な予算設定の方法については、こちらの記事で徹底解説しています。

採用ニーズに合わせたプランの使い分けが成功のカギ

ここまで無料・有料プランそれぞれの特徴を見てきましたが、貴社にとってはどちらを選ぶべきでしょうか。結論として、採用の緊急度、予算、そして目指すゴールに応じて両プランを戦略的に使い分けることが、求人ボックス活用の成功のカギとなります。

コストを最優先したい
無料掲載
初期費用・固定費が一切かからず、コストをかけずに通年採用を展開できる。
急ぎで応募が欲しい
有料掲載
検索結果の上位に表示され、短期間での応募数増加が見込める。
大量採用で母集団
有料掲載
求人の露出を最大化し、幅広い層にアプローチできる。

このように、採用ニーズに応じてプランを使い分けるのが基本ですが、さらに一歩進んだ戦略として、「無料掲載と有料掲載のハイブリッド運用」も非常に有効です。
例えば、まずは全ての求人を「無料掲載」でスタートし、応募状況を分析。その上で、特にてこ入れが必要な職種や、より多くの応募を集めたい求人のみに「有料掲載」でブーストをかける、といった手法です。この方法なら、コストを最適化しながら、採用効果の最大化を狙うことができます。

求人ボックスに掲載するメリット・デメリット

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求人ボックスは、採用コストを抑えつつ幅広い求職者にアプローチできる強力なツールですが、その特性を理解せずに利用すると、思うような成果が得られないこともあります。ここでは、導入を成功させるために知っておくべき、客観的なメリットとデメリットを解説します。

求人ボックスを人材採用に活用する4つのメリット

求人ボックスの最大の強みは、そのコスト効率の高さと運用の柔軟性にあります。

採用コストを大幅に抑えやすい
求人ボックスは初期費用や掲載料、成果報酬が一切かからない「完全無料」で利用できます。採用予算が限られている企業でも、コスト負担なく採用活動を始められるのは最大のメリットです。有料掲載を利用する場合も、クリック課金型で費用対効果が高く、比較的安価なクリック単価で運用できるため、全体の採用コストを抑制できます。
掲載期間や求人数に実質的な制限がない
一般的な求人サイトと異なり、掲載期間の縛りがありません。そのため、通年採用や欠員補充など、企業のタイミングで柔軟に採用活動を行えます。また、掲載できる求人数にも実質的な制限はないため、多職種・多拠点の募集がある企業も、すべての求人を同時に、かつ無料で掲載することが可能です。
幅広い層にアプローチでき、マッチング機能が充実
月間1,100万人以上が利用し、若年層からミドル・シニア層まで幅広いユーザーにリーチできます。特に、他の求人サービスではアプローチしにくいとされる45歳以上の層や地方在住の求職者にも強いのが特徴です。また、求職者が職種や経験年数などで細かく条件を絞り込める「こだわり条件検索」が充実しているため、自社が求める人材とマッチしやすいという利点もあります。
運用の自由度が高く、戦略的な活用が可能
有料掲載では、クリック単価を手動で細かく調整できるため、採用状況や予算に応じて戦略的な運用が可能です。採用が決まればすぐに配信を停止するなど、1日単位での柔軟なコントロールもでき、無駄なコストをかけずに予算を効率的に活用できます。

注意すべき4つのデメリットと解消法

一方で、求人ボックスの特性上、注意すべき点も存在します。

運用に工数がかかり、専門知識が必要
効果を出すためには、掲載して終わりではなく、表示回数や応募率などのデータを分析し、継続的に改善していく必要があります。特に有料掲載では、クリック単価の調整など専門的なノウハウが求められるため、担当者の負担が大きくなる可能性があります。
求人原稿を自社で作成する必要がある
求人ボックスには原稿作成の代行サービスがないため、求職者の心に響く魅力的な求人原稿を自社で作成しなければなりません。これは、採用ノウハウが少ない企業にとっては大きな負担となり得ます。
無料掲載では求人が埋もれる可能性がある
完全無料で利用できる手軽さから、日々膨大な数の求人が掲載されます。そのため、無料掲載だけでは自社の求人がその他大勢の中に埋もれてしまい、求職者の目に留まりにくいケースも少なくありません。
古い情報が残りやすい(求職者側の視点)
掲載期間に制限がないため、募集が終了した求人が掲載され続けていることがあります。これは求職者体験を損ねるだけでなく、企業の管理体制への不信感にも繋がりかねません。

これらのデメリット、特に「運用工数」や「原稿作成の負担」については、運用代行を専門とする代理店に依頼することで解消できます。プロに任せることで、担当者は本来のコア業務に集中しつつ、採用効果の最大化を目指すことが可能です。

メリット・デメリットの詳細や、実際の企業の評判・口コミについては、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。

採用効果を最大化する!求人ボックス活用の5つのポイント

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求人ボックスは、ただ掲載するだけではその真価を発揮できません。採用効果を最大化するためには、「検索ロジックへの最適化」と「データに基づく継続的な改善」という2つの軸が不可欠です。

ここでは、応募獲得と費用対効果を高めるための、明日から使える具体的な5つのポイントを解説します。

ポイント1:検索ロジックを理解し、求人原稿の「質」を高める

求人ボックスの掲載順位は、単に入札単価の高さだけで決まるわけではありません。以下の4つの要素からなる「求人原稿の品質」が厳しく評価されています。

  1. キーワードとのマッチ度: 求職者の検索意図と求人情報が合致しているか。
  2. 情報の網羅性: 雇用形態、給与、勤務地など、必要な情報が漏れなく記載されているか。
  3. 情報の新鮮さ: 定期的に情報が更新されているか。
  4. ユーザーの行動: クリック率など、ユーザーから支持されている求人か。

特に無料掲載で効果を出したい場合、これらの要素を徹底的に磨き上げることが、有料掲載枠と戦うための最も重要な戦略となります。

ポイント2:ターゲットに響く「タイトル」と「仕事内容」を具体的に書く

数多くの求人の中から自社の求人をクリックしてもらうためには、求職者の心を掴む工夫が必要です。

タイトル(職種名)を最適化する
単に「営業職」と書くのではなく、「【未経験歓迎】法人向けルート営業(リモート可)」のように、メリットや特徴を15文字程度で簡潔に加えましょう。ターゲットが明確になり、ミスマッチなクリックを減らす効果も期待できます。
仕事内容を具体的に記述する
「誰に」「何を」「どのように」提供する仕事なのか、求職者が働く姿を具体的にイメージできるよう、箇条書きなども活用して分かりやすく記載しましょう。また、ターゲットが検索しそうな関連キーワード(職種名の別表記や関連資格名など)を自然に盛り込むことで、より多くの検索にヒットするようになります。

ポイント3:有料掲載の機能を戦略的に使いこなす

有料掲載は、単に予算を投下するだけでは効果が半減します。Indeedとは異なる、求人ボックスならではの運用の自由度の高さを活かしましょう。

クリック単価を手動でコントロールする
競合が少ない職種やエリアでは単価を抑え、競争が激しい場合は上限を上げるなど、状況に応じた柔軟な単価設定が費用対効果を高めます。
「注力キーワード」と「スケジュール配信」を活用する
応募に繋がりやすい特定のキーワードや、ターゲットが活動的な時間帯に絞って配信を強化することで、無駄な広告費を削減し、効率的にアプローチできます。

ポイント4:応募までの導線を最適化し、離脱を防ぐ

せっかく興味を持ってもらっても、応募プロセスが複雑では求職者は離脱してしまいます。「採用ボード」や連携ATSを利用し、求人ボックス内で応募が完結する「かんたん応募」を設定することで、応募率の向上が見込めます。
また、応募後の連絡が遅れると企業の評判低下に繋がります。応募があった際に迅速に対応できる社内フローを確立しておくことも、採用成功の重要な要素です。

ポイント5:レポート機能を活用し、PDCAを回す

求人ボックスの運用は、掲載後のデータ分析と改善が最も重要です。管理画面から確認できる以下の数値を定期的にチェックし、PDCAサイクルを回しましょう。

  • 表示回数: そもそも求人が見られているか?
  • クリック率(CTR): 低い場合は、タイトルや写真に問題はないか?
  • 応募率(CVR): 低い場合は、仕事内容や応募フォームに問題はないか?

これらのデータを分析し、「検索キーワードを追加する」「給与条件を見直す」といった具体的な改善策を継続的に行うことが、採用成果を最大化させます。


ここまでご紹介した5つのポイントは、求人ボックスでの採用成果を大きく左右する重要な要素です。

  • ポイント1:検索ロジックを理解し、求人原稿の「質」を高める
  • ポイント2:ターゲットに響く「タイトル」と「仕事内容」を具体的に書く
  • ポイント3:有料掲載の機能を戦略的に使いこなす
  • ポイント4:応募までの導線を最適化し、離脱を防ぐ
  • ポイント5:レポート機能を活用し、PDCAを回す

これらのポイントを意識して継続的に運用を改善していくことが、採用成功への最短ルートと言えるでしょう。

しかし、「運用にそこまで時間をかけられない」「専門的な分析や改善は難しい」と感じる担当者様も少なくないはずです。そのような場合に有効な選択肢が、運用代行のプロである「代理店」の活用です。

運用に困ったら?代理店の活用も選択肢に

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求人ボックスは低コストで始められる強力なツールですが、その効果を最大限に引き出すには、継続的なデータ分析や改善といった専門的な運用が不可欠です。「日々の業務が忙しく、そこまで手が回らない」「有料掲載に踏み切りたいが、ノウハウがなくて不安」といった課題に直面した場合は、運用代行サービス(代理店)の活用が有効な解決策となります。

代理店に運用を依頼する4つのメリット

専門家である代理店に運用を任せることで、自社運用におけるデメリットを解消し、採用成功の可能性を大きく高めることができます。

専門知識とノウハウに基づく最適な運用
代理店は豊富な実績に基づき、求人ボックスの検索ロジックを熟知しています。求職者に響く求人原稿の作成から、費用対効果の高いキーワード選定、クリック単価の調整まで、専門家の視点で最適な運用を代行してくれます。
担当者の負担を軽減し、コア業務に集中できる
アカウント開設、求人作成、効果分析、予算調整といった煩雑な作業をすべて委託できます。これにより、採用担当者は応募者対応や面接、採用戦略の立案といった、本来注力すべきコア業務に集中できる環境が整います。
費用対効果の最大化
代理店は過去の運用データや他社事例をもとに、広告の無駄を省きながら成果を最大化する改善策を提案します。継続的なPDCAサイクルをプロが回すことで、自社で運用するよりも採用単価を抑制できる可能性が高まります。
最新情報に基づいた戦略的サポート
常に変動する採用市場のトレンドや、求人ボックスのアルゴリズム更新といった最新情報をいち早くキャッチアップし、運用戦略に反映してくれます。Indeedなど他の媒体と組み合わせた、より包括的な採用戦略の提案を受けられる点も大きなメリットです。

代理店選びで迷ったら

代理店選びで迷ったら

弊社は、90年以上の実績を持つ求人広告のプロフェッショナルとして、採用戦略の提案、採用コストの最適化、専任担当者による手厚いサポート体制で求人ボックスを活用した採用支援を行っています。

まずはこちらから無料相談

代理店利用の注意点:費用とコミュニケーション

一方で、代理店を活用する際には以下の点を理解しておく必要があります。

  • 運用代行費用(手数料)が発生する
    広告費(クリック費用)とは別に、代理店への手数料が発生します。一般的には、広告費の20%程度が相場とされています。
  • コミュニケーションコストが発生する
    運用方針の共有や求人内容の修正など、代理店との定期的な打ち合わせや連絡が必要になります。

ただし、これらのコストは、プロの運用によって広告の無駄が削減され、採用担当者の工数が削減されることを考慮すると、中長期的には採用コスト全体を抑える結果に繋がるケースも少なくありません。

失敗しない代理店の選び方

代理店選びで最も重要なのは、「費用対効果を高めてくれるか」という視点です。以下の3つのポイントを確認し、信頼できるパートナーを選びましょう。

  1. 豊富な運用実績と専門性
    求人ボックスの運用実績が豊富か、Indeedの認定パートナー(例: Gold Partners)など、客観的な実績があるかを確認しましょう。
  2. データ分析と具体的な改善提案力
    ただ運用を代行するだけでなく、定期的にデータ分析レポートを提出し、それに基づいた具体的な改善策を提案してくれるかを見極めましょう。
  3. サポート体制の充実度
    求人原稿の作成代行から、複数の媒体を組み合わせた戦略立案まで、自社のニーズにどこまで応えてくれるか、サポート範囲を確認することが重要です。

代理店選びで失敗しないためのより詳しいポイントや、具体的な質問リストはこちらの記事で解説しています。

まとめ:求人ボックスを戦略的に活用し、採用成功を実現しよう

本記事では、求人ボックスの基本的な仕組みから、具体的な掲載方法、料金体系、そして採用効果を最大化するためのポイントまでを網羅的に解説しました。最後に、重要なポイントを振り返りましょう。

  • 求人ボックスは無料で始められる強力な採用ツール
    月間1,100万人以上が利用するプラットフォームを、コストをかけずに活用できるのが最大の魅力です。まずは無料掲載からスタートし、その効果を体感してみましょう。
  • 掲載方法は自社の状況に合わせて3種類から選択
    「採用サイトがないなら直接投稿」「手間を省きたいならクローリング」「採用全体を効率化したいなら連携ATS」と、自社の目的やリソースに合った最適な方法を選びましょう。
  • 有料掲載は費用対効果が高い
    クリック課金型で無駄なコストが発生しにくく、Indeedよりクリック単価が安価な傾向にあります。急募案件や専門職の採用では、戦略的な有料掲載の活用が成功のカギとなります。
  • 掲載して終わりではなく、継続的な改善が不可欠
    求人原稿の質を高め、応募までの導線を最適化し、データを分析して改善を繰り返す(PDCA)ことが、応募効果を最大化させます。

求人ボックスは、その特性を正しく理解し、戦略的に運用することで、間違いなく貴社の採用活動を力強く後押ししてくれるパートナーとなります。ただし、「自社での運用に不安がある」「より高いレベルで費用対効果を追求したい」という場合は、専門知識を持つ代理店の活用を視野に入れておきましょう。

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