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2025.02.04最終更新日2025.02.06

2024年12月の採用市場動向

2024年12月の採用市場動向

厚生労働省が1月31日に発表した12月の有効求人倍率(季節調整値)は1.25倍となり、前月と同水準でした。新規求人倍率(季節調整値)は2.26倍で、前月に比べて0.01ポイント上昇しています。
また、総務省が同日発表した12月の完全失業率(季節調整値)は2.4%で、前月と比べて0.1ポイントの改善となりました。

有効求人倍率

有効求人倍率は仕事を探す人1人に対し、企業から何件の求人があるかを示しますが、12月は企業からの有効求人(季節調整値)が前月と比べ0.2%減少し、働く意欲のある有効求職者(季節調節値)も0.2%減少、有効求人倍率は1.25倍となりました。
また、雇用の先行指標となる新規求人数(原数値)は前年同月比で3.7%減少しました。
産業別にみると、情報通信業(9.3%増)、宿泊業,飲食サービス業(5.2%増)で増加となり、生活関連サービス業,娯楽業(8.6%減)、製造業(7.6%減)、運輸業,郵便業(6.1%減)などで減少となりました。

求人、求職及び求人倍率の推移

失業率

12月の就業者数は6811万人、前年同月比57万人増加で、29か月連続の増加となりました。
主な産業別就業者を前年同月と比べると、「医療,福祉」、「サービス業(他に分類されないもの)」、「教育,学習支援業」などが増加しています。

完全失業者数は154万人で、前年同月に比べ2万人の減少。5か月連続の減少となりました。
求職理由別に前年同月と比べると、「勤め先や事業の都合による離職」が3万人の減少、「自発的な離職(自己都合)」が1万人の増加、「新たに求職」が3万人の減少という結果となっています。

完全失業率と有効求人倍率の推移

都道府県別の有効求人倍率

以下は、厚生労働省が毎月発表している都道県別の有効求人倍率(直近3ヶ月)をまとめた表です。

2024年10月 2024年11月 2024年12月
全国 1.25 1.25 1.25
北海道 0.98 0.97 0.99
青森県 1.09 1.09 1.1
岩手県 1.18 1.15 1.17
宮城県 1.22 1.24 1.23
秋田県 1.24 1.26 1.23
山形県 1.37 1.4 1.34
福島県 1.25 1.25 1.25
茨城県 1.34 1.32 1.3
栃木県 1.15 1.16 1.18
群馬県 1.33 1.35 1.34
埼玉県 1.02 1.06 1.07
千葉県 1.02 1.02 1.03
東京都 1.77 1.76 1.76
神奈川県 0.91 0.9 0.9
新潟県 1.48 1.48 1.5
富山県 1.37 1.38 1.38
石川県 1.59 1.57 1.61
福井県 1.77 1.75 1.74
山梨県 1.29 1.28 1.27
長野県 1.31 1.28 1.29
岐阜県 1.54 1.54 1.53
静岡県 1.12 1.1 1.08
愛知県 1.25 1.28 1.27
三重県 1.15 1.13 1.13
滋賀県 1.03 1.01 1.02
京都府 1.23 1.25 1.25
大阪府 1.21 1.23 1.24
兵庫県 1.02 1 0.99
奈良県 1.17 1.17 1.2
和歌山県 1.10 1.11 1.12
鳥取県 1.28 1.29 1.32
島根県 1.43 1.43 1.39
岡山県 1.43 1.41 1.42
広島県 1.44 1.41 1.38
山口県 1.47 1.42 1.4
徳島県 1.12 1.13 1.14
香川県 1.48 1.45 1.44
愛媛県 1.36 1.38 1.37
高知県 1.12 1.12 1.15
福岡県 1.20 1.2 1.18
佐賀県 1.31 1.29 1.32
長崎県 1.20 1.19 1.19
熊本県 1.25 1.24 1.19
大分県 1.38 1.37 1.41
宮崎県 1.32 1.31 1.31
鹿児島県 1.11 1.12 1.1
沖縄県 1.01 1 1

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