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2024.04.15最終更新日2024.04.15

人材紹介サービスのメリット・デメリットとは?採用活動に上手く活用するポイントを紹介

人材紹介サービスのメリット・デメリットとは?採用活動に上手く活用するポイントを紹介

企業の採用活動において、人材紹介サービスは今や不可欠な存在となっています。
特に専門性の高い職種や業界に特化したスペシャリスト人材を採用する場合、効率的な採用プロセスと質の高い人材の採用を可能にする戦略的な採用手法として多くの企業が人材紹介サービスを取り入れています。

この記事では、企業が人材紹介サービスを利用するメリットやデメリット人材紹介を上手に活用する方法について解説します。人材紹介サービスを利用し、採用活動を効率的かつ効果的に実施したい人事・採用担当者様のお役に立てば幸いです。

人材紹介サービスの利用を検討されている採用担当者様

当社の人材紹介サービスは、【ビルメンテナンス・設備管理職】や【施工管理職】から【知的財産】をはじめとしたバックオフィス分野まで、幅広い業界の人材採用をサポートしております。

まずはこちらから無料相談

人材紹介サービスとは?

人材紹介サービスとは、専門のエージェント(人材紹介会社)を介した企業と求職者のマッチングサービスです。
人材紹介会社は、企業の求人条件に合致する求職者をデータベースから検索し、紹介・斡旋を行います。企業は紹介を受けた求職者のみを選考すればいいので、母集団形成や書類選考などの必要がないので自社で採用活動を展開するよりも効率的に、優秀な人材を獲得することができます。

例えば、IT業界の急成長企業がすぐにエンジニアを採用したい場合、自社で求人を出しても希望する応募が集まらない、または高いスキルを持った人材を見極めるのに時間がかかってしまうことがあります。
このような場合、人材紹介サービスを利用すれば、専門知識を持つエージェントが事前に厳選した候補者を紹介してくれるため、効率的かつ迅速に採用プロセスを進めることが可能になります。

人材紹介サービスは時間とコストを節約しながら、質の高い人材を効率的に獲得する手段として有効に機能するケースがあることを理解いただけたと思います。

人材紹介サービスを利用するメリット

人材紹介サービスを利用するメリットは、自社で膨大な時間と労力を費やして人材を探す必要がなくなり、求めているスキルを持つ人材を効率的に確保できる点にあります。
具体的に人材紹介サービスを利用する4つのメリットについて見ていきましょう。

成功報酬のために初期コストがかからない

人材紹介サービスの大きなメリットの一つは、成功報酬型で初期コストがかからないことです。
求人広告や求人サイトの掲載に費用を投入したのに、全く結果が出なかったというようなリスクを回避することができます。採用予算が限られている企業や新規事業立ち上げなどで採用活動に慎重なケースでは大きなメリットになるでしょう。

また、採用が成功した場合のみ費用が発生するため、採用コストを明確に把握でき、予算管理が容易になります。人材採用にかかる費用を事前に把握できることは、経営戦略の立案や財務管理においても重要です。

採用業務を効率化できる

人材紹介サービスを利用することで、求人情報の掲載、応募者への対応、面接の日程調整など、採用活動の多くの業務を人材紹介会社が代行してくれます。採用担当者は、より重要な業務に集中できるようになり、採用活動全体の効率化と負担軽減を実現できます。

求人情報の作成・掲載
人材紹介会社は、企業の求人内容に基づいて求人情報の作成・掲載を行い求職者を募ります。自社で求人広告を掲載する時間と手間を省くことができます。
応募者への対応
自社で求人広告を掲載した場合、書類選考や応募者への対応が必要になりますが、人材紹介サービスを利用することで、企業側はこの工程自体が必要なくなります。
面接の日程調整等
人材紹介会社は、企業の求める人物像に合致する候補者をあらかじめ選考し、面接の日程など含め全てセッティングしてくれます。企業は事前準備に時間をかけずに、質の高い候補者と面談を行うことができます。
内定後の手続き
人材紹介会社は、内定後の手続きもサポートします。入社手続きや入社準備に関する相談にも対応してくれるため、企業側の負担を軽減できます。

優秀な人材の獲得

人材紹介会社は、数多くの求職者データを保有しており、一般に公開されている求人では応募してこない、潜在的な優秀人材を紹介してもらえる可能性があります。また、特定の職種や業界に特化した専門知識を持つコンサルタントが、幅広いネットワークを駆使して、企業のニーズに合致する人材を紹介してくれるので、優秀な人材に出会えるチャンスが広がります。

非公開で求人募集できる

非公開求人とは、一般公開せずに人材紹介会社を通じて特定の求職者にのみ求人情報を提供する方法です。
非公開求人を行うことにより、募集情報が競合他社に漏れるリスクを減らすことができ、さらに社内外への不安や混乱を最小限に抑えることが可能になります。

例えば、企業が後継者不足により新たな経営層の採用を検討している場合、公開募集にすると現在の経営層や従業員に不安を与える恐れがありますが、非公開での募集ならそのようなリスクを避けることができます。
従って、重要なプロジェクトに取り組む際や大きな変革を目指すときなど、特に慎重に人材を選びたい場合に非公開求人を利用することで、情報漏洩や人材流出を防ぐことができます。

人材紹介サービスを利用するデメリット

一人当たりの採用コストが高い

人材紹介サービスを利用するデメリットの一つは、一人当たりの採用コストが高いことです。
これは人材紹介会社に支払う成功報酬(紹介手数料)が、採用した人材の年収の30~40%程度と高額になるためです。
例えば、年収600万円の方を採用した場合、成功報酬として150~210万円程度のコストが必要になります。
中小企業やスタートアップ企業にとっては大きな負担になることは間違いないでしょう。

求人サイトの掲載に100万円かかったとしても、2名採用できれば一人当たりの採用コストは50万円なので、採用する人材のスキルや希少性、採用難易度などを検討し、自社採用を実施するポジション、人材紹介サービスを利用するポジションを明確にする必要があるでしょう。

早期退職のリスクについて

人材紹介会社経由で入社した人材が早期退職した場合、人材紹介会社は企業に対して成功報酬(紹介手数料)の一部を返金する「返金規定」を設けているのが一般的です。
返金規定は、人材紹介サービス経由で入社した方が、早期退職してしまうと成功報酬として支払った多額のコストが全て無駄になってしまい募集企業が損害を被ることを補償するものです。

返金規定は人材紹介会社によって異なり、入社から30日未満の退職で80%、90日未満の退職で50%程度を返金するといった規定を設けているところもありますので、人材紹介サービスを契約する際には必ず確認しておきましょう。

社内に採用ノウハウが蓄積されない

人材紹介サービスを利用すると、求人情報の作成・掲載、応募者への対応、書類選考、面接の日程調整など、採用活動の多くの業務を人材紹介会社に委託することになります。採用活動の主要なフェーズを経験しなくなるため、社内で採用ノウハウを蓄積する機会が失われます。
採用担当者は、人材紹介会社に頼るだけでなく、自ら積極的に採用に関する知識やスキルを学ぶ必要があります。

大量採用に向いていない

人材紹介サービスは、成功報酬として支払う紹介手数料が高額になるケースが多いため、大量採用を行うと採用コストが膨大になる可能性があります。また、人材紹介会社側のリソースの問題もあり、大量の求職者を同時に紹介してもらうことは現実的に難しいでしょう。

人材紹介サービスを上手く活用するポイント

人材紹介サービスのメリット・デメリットを理解した上で、人材紹介サービスを上手く活用するポイントについて解説します。

求める人材像を明確にしておく

人材紹介サービスを利用する場合、求めるスキルや経験を事前に細かくチェックすることが非常に重要です。
求めるスキルや経験が人材紹介会社に正しく伝わっていないと、期待に沿わない人材を紹介されるリスクが高くなります。
例えば、特定のプログラミング言語を扱えるエンジニアを求める場合、具体的にどの言語のスキルがどの程度必要なのか、どのような開発実績が必要なのかをリストアップし、それに基づいて人材紹介会社に要望を伝えることが重要です。

信頼できる人材紹介会社を選ぶ

採用活動を成功に導く方法の一つは、信頼できる人材紹介会社とのパートナーシップを構築することです。この選択を間違えると、結果として予算の無駄遣いや時間の浪費につながる可能性があるため、会社選びでは実績やコンサルタントの質、専門性などを基準に検討することが必要です。

人材紹介会社を選ぶ時のポイント

人材紹介会社を選ぶ時には以下のポイントを基準に検討するといいでしょう。

実績
豊富な実績を持つ人材紹介会社は、豊富な求職者データベースや企業とのネットワークを持ち、質の高い人材を紹介できる可能性が高いです。
コンサルタントの質
担当コンサルタントは企業と人材紹介会社を繋ぐ窓口になるので、企業のニーズを理解し、適切な人材を紹介してくれるコンサルタントかどうかを見極めることは重要です。その際、コンサルタントの業界知識、職種知識、コミュニケーション能力などを判断基準にするといいでしょう。
専門性
人材紹介会社は、それぞれ得意とする業界や職種があります。専門性の高い会社を選ぶことで、企業のニーズに合致した優秀な人材を紹介してもらえる可能性が高くなります。
費用
成功報酬(紹介手数料)の相場は、採用人材の年収の30~40%程度です。複数の人材紹介会社の費用を比較検討し、納得できる料金体系の会社を選びましょう。早期退職時の「返金規定」についても事前に確認しておくことをおすすめします。
アフターフォロー
内定、および入社後のフォロー体制が充実している会社を選びましょう。早期退職を防ぐために企業と求職者の間に立って、双方とコミュニケーションを取りながら問題解決をサポートできるかなどが重要です。

サービス内容や契約条件を確認する

人材紹介会社のサービス内容や契約条件を事前に確認することが重要です。
契約前に細かく条件を設定することは、後のトラブルを防ぐ上で非常に重要です。条件が明確にされていないと、業務の範囲や支払いに関して誤解が生じる可能性が生じます。
事前に確認すべきポイントをいくつか紹介します。

サービス内容
人材紹介サービスには、求人情報の作成・公開、応募書類の選考、人材の紹介、面接の日程調整、入社前手続きなど、様々なサービスがあります。自社に必要なサービス内容が含まれているか確認しましょう。
費用
人材紹介サービスの費用には、採用人材の年収の30~40%程度の成功報酬型、経験やスキルに応じた固定報酬型や一部月額制など、様々な料金体系があります。企業の採用予算に合致した料金体系のサービスを選びましょう。
契約期間
いつまでに採用しなければならないか期限が決まっている場合は、期限までに人材の紹介が可能なのかを含め、契約期間を確認しておきましょう。
個人情報の取り扱い
求職者の個人情報の取り扱いについて、企業のポリシーと人材紹介会社のポリシーが合致していることを確認しましょう。

人材紹介会社の担当者へ必ずフィードバックする

人材紹介会社を上手く活用し、より適切な人材を紹介してもらうためには、担当者へのフィードバックが重要です。しっかりと思いを伝えることで、人材紹介会社に企業側のニーズや採用基準を深く理解してもらえるようになり、適切な候補者を紹介してもらえる可能性が高まります。

例えば、候補者が技術的なスキルでは期待通りだったものの、チームワークや社内文化への適応力に課題があった場合、そのようなフィードバックを人材紹介会社に提供することが、次の候補者を紹介する際に役立てられるでしょう。
人材紹介会社を上手く活用するためには、人材紹介会社との継続的なコミュニケーションとフィードバックが重要です。

まとめ

人材紹介サービスは、採用活動において今や不可欠な存在となっています。
その最大の利点は、自社で膨大な時間と労力を費やして人材を探す必要がなくなり、求めているスキルを持つ人材を効率的に確保できる点にあります。
一方で人材紹介サービスには、一人当たりの採用コストが高い、社内に採用ノウハウが蓄積されないなどのデメリットも存在します。また、人材紹介会社とのコミュニケーション不足により、期待していたスキルや経験を持った人材が紹介されない可能性も考慮する必要があります。

今後、人材紹介サービスはさらに進化し、より柔軟で高品質なマッチングサービスが提供されることが期待されます。企業側は人材紹介サービスのメリットとデメリットを理解した上で、選び方や活用方法を常に更新し、最適な人材マッチングを目指す必要があります。

内藤一水社の人材紹介サービス

当社人材紹介サービスは2009年に東京、大阪で発足しました。
当初は設備管理・施工管理を中心に業務を展開していましたが、業界・業種のネットワークの蓄積を基に、現在では多種多様な業種・職種を取り扱っています。
また、2017年(平成29年)にはエリアを拡大し、名古屋でも事業を開始しました。

幅広い業界・職種に採用実績あり

求人広告で永い年月をかけて培ってきた採用情報やノウハウを活かし、企業、求職者の双方にとって最良の採用・転職のお手伝いをさせていただくことを大切にしています。
【ビルメンテナンス・設備管理職】や【施工管理職】から【知的財産】をはじめとしたバックオフィス分野まで、幅広い業界の人材採用をサポートしておりますので、人材紹介サービスの利用を検討されている人事・採用担当者の皆さまは、一度お気軽にご相談ください。

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